『コウノドリ』第5話

8か月に突入してるというのに本人も母親も妊娠に気づかず、CGみたいはともかく出産したらバスケの大会に出られるか?なんて聞いちゃうし、相手の男とは「もう別れた」と言うし、なんかもう・・・どうしたもんかねぇ・・・としか言えないというか、頭抱えちゃうよね・・・ってちょっと醒めた気持ちで見てたんだけど、産んだら即子供と離ればなれにならなければならなくてイヤイヤ首振りからの大号泣する女の子と、それを病室の外で聞いてるだけで何も出来ない男の子になんだかわかんない涙をダラダラ出してしまった。馬鹿だし愚かだなと思いながらも、ダラダラ泣いてしまったわ。
ドラマなんだから二人揃ったところで抱かせてあげたり、慰めとか励ましとか、そういう言葉を二人に掛けてやることは出来ただろう。でもこのドラマはそれをしない。
現実はどうかわかりませんが(特別養子縁組をテーマにした小説を読んだことはあるけど、その中ではここまで即離されてはいなかった)この辛さ、この痛み、この厳しさ、自分達の行為がどんな結果を齎したのか、その現実を二人に身を持って感じさせるこの展開はいつもながら誠実だったと思う。
そして中学生役のふたりは素晴らしい演技だった。二人の演技そのものに泣かされたところはあったと思う。
あとあとサクラ先生の子供時代を演じた子も達者だったわー。髪型含めw。
繰り返すけど話自体はほんと馬鹿で愚かなガキの話なんだけど、馬鹿で愚かなまんま描いたことと、「親の愛」とはなんぞやということをサクラ先生の過去エピとカガミ先生との再会で描いたうえで、『子供の幸せ』のために一番良いと思われる一番厳しい道を選んだ、選ばせたこと。女の子の母親、養子縁組を希望する夫婦の想いもしっかりとまではいかずとも物語の中にちゃんと落とし込んでくれていたし、とても真面目な良い回だった。

サクラ先生と四宮先生を連れて歩く今橋先生はすばらしくエロかったです。華奢な二人に対し肉厚な身体が最高すぎる(結局コレ)。