『東京バンドワゴン〜下町大家族物語』第2話

話自体は原作に沿って作ってあるんだけど、ドラマ化に際し肉付けしてほしいのってそこじゃないんだよなー。青とすずみの話を肉付けってかドラマ的改変するのはそれをメインで作ると表明しているわけだからいいとしても、借金返済のためにベーリング海漁に行けとかさ、そんなことではなく紺ちゃんが刳り貫かれた本の真相に辿りつく過程を肉付けしてくれよと思うんだけど。
原作でも基本そこいらへんはアバウトというか、なんとなく収まるところに収まってめでたしめでたしLOVEだねえってな感じだから下手に話作ってその結果キャラがブレるようなことになるぐらいならこれでいいのかもしれませんが、期待したほどドラマ化したことで生まれる“何か”がわたしには見えてこないんだよな。
初回は我南人のライブがあってそれは小説には出せない“何か”だったけど、やっぱりそれ抜きだとこれなら原作でよくないか?と、今のところはそう思える。