『高校入試』第12話

回想内の姜くんがずいぶんと恰幅よくなってることに愕然としてしまい、杏子の口から語られる真相が頭に入ってこない・・・。
ていうかこの女結局何が言いたいのかと。何度も「分かりません」と返してることからして自分でもよく分かってないんだろうけど、動機と行動と説明がチグハグというかなんでそんなにふてぶてしい言い方が出来るのかと。まぁどこの教師=学校もやってることは同じようなもんだってな結果ではあるもののそもそも本来は一高とは全く関係がない、修学旅行先の寺社でタバコ吸おうとする生徒がいるようなレベルの低い学校に勤務し絶望して死んだ恋人の復讐を一高で行おうとか考えてる時点で杏子もちょっとおかしいよね?ってな話なんだけど。てかそれ以前に修学旅行で高校生たちと接するようになってもっと高校生について理解したいから教師になるってとこからしてわたしには理解できねーし、教師になったらなったで同僚教師たちの馬鹿っぷりに呆れる→関係ない学校の入試ぶっつぶすって、到底理解できないよね、動機として。帰国子女クオリティにも程があるぜ。
ていうか語ってる杏子の手前にずっと水野っちの姿が被ってることが気になってだな(笑)。


杏子と田辺弟は共犯関係にあり、英語の解答用紙を2枚配り回収の際ロッカーに隠した携帯を鳴らすことで小さな騒ぎを起こしそれに乗じて答えを書いた方を隠し、あとからそれが見つかるように仕向けるってのが本来(本筋)の計画ってことだけど、だとしたら教室に貼られた注意書きの用紙を去年のものにすり替える必要はないと思うんだよね。鳴った携帯は教師のもので、しかも試験終了後の出来事だから受験生には何ら関係ないだろうし。去年の貼り紙だったことが芝田娘が一発失格にならずに揉める理由となってしまったわけだけど、それは結果論じゃん?。作劇的にそれが目的で去年の貼り紙であったのだとしても劇中でそこにちゃんと理由付けしなきゃダメだろうけどその“理由”が想像できないんだよなぁ。その件について杏子は関知してないんだとすれば誰か別の人間がやったということになるわけだけど、それを指示するなり自分で貼り直すなり出来た人物は荻野先生で決まりだと思うのですが(だとしたら全く驚けないけど)ここまできてもその目的が解らん。
あと沢村家が三人兄弟という設定なのに次男の影が全く見えないことも。田辺兄が一高に落ちた件と杏子彼氏の件の間は無関係だったのはいいとして(田辺兄が開示請求しようと思ったキッカケの記事が杏子彼氏が悩み苦しんでいる件なんだろうから全くの無関係というわけではないけれど)、田辺兄の弟に対する思わせぶりな発言がどこからくるものなのか、そこに次男が絡んでいると、そしてそれこそが田辺兄の件である、とわたしは予想してるんだけど、これについてもちゃんと説明してくれるのだろうか。まさか次男は全くの無関係で田辺家の息子が三人いるという設定はただの“設定”だったなんてことにならないでしょうね・・・?。