『仮面ライダーウィザード』第16話「クリスマスの奇跡」

えええええええええええええええええええええええええええええええ!?今回のゲートってトシ(延山信弘くん)だったのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?????
・・・・・・・・・・・わたし、見終わった後「そういやあれなんて名前の人だろ?」と若い俳優を見たらとりあえず名前を確認しなきゃ気が済まない癖が発動しクレジット見てようやく気が付いたという・・・・・・・。
いっ、いや違うっ!本来なら絶対気が付いたはずなのっ!だけど今回の晴人いつも以上にカッコよかったじゃん!ゲートがチンピラ男子だったからかチャラいってよりも輩な感じになってたし、壁蹴りしてくるっと回って変身とか超カッコよかったじゃん!!そのくせサンタコスの凜子ちゃんみてプククククって笑っちゃったりもしちゃったりして!!!だからついつい晴人に見惚れてトシまで気が(目が)まわらなかったの・・・ほんとに・・・・・・しんじて・・・・・・(ぼうぜん)。


それはそうとして。
今回はほぼ完ぺきと言っていい1話完結回だったと思う。ゲートの背景と絶望に至る過程、そしてアンダーワールド戦にサンタからの贈り物を経て養護施設=家に帰ることが本当の希望だったんだと、これを1話でやってのけたのは見事。いつも大抵ゲートの事情か晴人以外のレギュラーの扱いどちらかに、下手したら両方に不満が残ったりするんだけど、今回はサクサク進んだせいか双方とも引っ掛かることなく気持ちよく見られたもん。
でも今回これだけまとめられたのは、ゲートの達郎が抱えるアレコレが晴人と同じだからだよね。自分が貰った希望を他人に与えること、それこそが己のやるべきことであるって晴人と同じじゃん。だから達郎という人間を深く描く必要はないわけで、それがこのエピソードが良回になった最大の理由だと思う。いつもだったらファントムが襲ってくる→撃退するの繰り返しを含めここをもっとよく言えばじっくりと悪く言えばダラダラと描くわけでさ、その間ファントムから守るという理由でゲートと絡むのは基本晴人だけで、それ以外のレギュラーは基本傍観してるだけだから間延びしてる感じなんだよね。だけど今回はゲートと晴人を心情的に重ねることでその掘り下げを最低限必要なこと以外省いてみせた。ここが上手かったなと。
(まぁ達郎は去年も園にプレゼント持ってったらしいからプレゼント代を作る時間は1年間あったわけで、なのになんでこうまでバイト掛け持ちして予算達成がここまでギリギリなんだ?。一年に一度クリスマスイブに子供たちにプレゼントを届けることだけが自分にとっての希望=生き甲斐だと言うのならば1年間コツコツと金貯めればいいじゃん。1年必死で働き貯めても目標額には届かず、だからギリギリになってこんなにもバイト掛け持ちしまくってるというならばそれはちょっと目標額が高いのではないかと。そう考えると一見ワルっぽいタイプだけど実は真面目パターンではなく見た目のまんま、11月の終わりぐらいまでバイト代は全部自分の遊興費に使っちゃってて12月に入ってから慌ててプレゼント代を稼ごうとしてんじゃねーの?とは思ったけどね(笑))
そんなわけで多分結構計算された脚本回だったと思うんで、担当ファントムが ゲートの絶望<指輪の魔法使いと遊ぶ というスタンスであるフェニックスさんだったことと合わせてこの手をそう何度も使うわけにはいかないだろうから一概に1話構成の方がいいんじゃないか?とは言えないと思うのだけど、でもこれまでのエピソードで最も見やすかったことは確か。
で、まさかのキャラデコと劇中コラボがメインの特別回かと思いきや、仕事しろよと言われ続けてる凜子は現在国家安全局0課によってその単独行動を認められていることが明らかになるという設定補足がなされたわけですが、だからと言って次回から凜子がこれまでとは違う行動、具体的には国家権力を使って晴人サポートを行う・・・とは思えないんだけど、でもまぁコイツいい加減働けよというイライラ感はちょっとは減少する・・・・・・かなぁ。いっそ出向扱いで0課に所属って形にして明確に木崎さんの命で動いてるってな形にしてくれてもいいのにー。そんで時々木崎さんも面影堂に来たらいいのにー(これ以上晴人の周辺をウロウロするだけのレギュラーはいらないとは思うけど、木崎さんは別腹ですッ!!w)。


フェニックスさんが生き返るたびに強くなる=ウィザードの技が効かなくなるという設定は今後どう使うのか(どう倒させるつもりなのか)楽しみだわー。


そして年明けて次回はついに2号ライダー登場!!・・・なんだけど、わたし基本は2号ライダー派(そっちに魅力を感じる)なのに今回は晴人が好きすぎるのでまだ出なくてもいいのにーとか思ったり(笑)。