『仮面ライダーウィザード』第35話「空の向こう側」

うはwまさかのソラ=ガチもんの変態・・・どころかマジもんのシリアルキラーとかwww。
いやぁ、わたし前回の感想でソラが黒髪フェチの変態ってだけだったらきださんを見直すと書いたんだけど、実際にそうなってみると・・・ってかわたしの予想(希望)としては髪フェチまでであって(白服と黒髪のコラボに拘ってるってのはより偏執度が高くていいと思うけど)、こんなに大量の人間を殺してた(劇中では「行方不明」であって明確に「殺した」と描いたのは最初の一人だけだったけど、まぁ・・・そういうこと、だよねぇ?)なんてことまでは求めてなかったもんで、ちょっと引いた^^。いやだって日曜朝の!子供向けの!ヒーロー番組じゃんこれ!!それをこんな特殊な嗜好の人向け設定にしなくても^^。いや嫌いじゃねーけどさw。
つーかソラ改め殺人鬼・滝川空の誕生の理由(キッカケ)が『女にフラれたから』ってのがすこぶるしょっぱい(笑)。「捨てられたんじゃなく僕が捨てたんだ」って言い分(自己暗示)がまじまじしょっぱい(笑)。
つーかミサさんにガム握らせたのも髪掴んで服従させたのも「黒髪憎し」だったからってことで超納得したんだけど、黒髪美人という意味ではミサさんこそ!だと思うわけで、それなのにこれまでソラはミサさんの髪に欲情する素振り一切なかったってことは『白服』ってのも相当大事な要素なんだろうねぇ。自分をフッた女が白い服を好んで着ていたとかでなく“その日”に“たまたま”着てただけだってのにそこまでこだわるとかどんだけショックだったんだってな話よw。とんだちっちぇー男ですよw。
てかさぁ、ソラがファントムの中で唯一(?)『人間の心を持ったままファントムになった』理由ってさぁ、滝川空の『邪悪さ』がファントムのソレを凌駕してるから・・・ってことじゃねーの?。これまでファントムの生前ってかゲート時代を描いたのって、フェニックス・ユウゴとメデューサ・ミサだけだっけ?。まぁわたしの記憶にあるのはこの二人だけなんだけど、二人ともゲート時代は花や家族を愛する善人のような描かれ方だったよね?。そんな人が強制的に絶望させられ=希望・未来を奪われた末に生まれたファントムが“善”を持たず“悪”のみの存在である(生前とは全く違う存在になってしまう)ってのは理解できるとして、滝川空のように絶望を超える心の闇(笑)を持つ人間は生前の人格のまんまファントムになるってだけのことなんじゃねーのかと。
そこに『晴人と同じ』という共通性って、なくね??。つーかシリアルキラーを果たして「人間」と呼んでいいのか?とすら思うし。
まぁ、晴人を“善”と表現することを許してもらえるのならば、共にサバトで自我を失わなかった二人は“絶望”を間に挟んで 『晴人(善)←絶望→ソラ(悪)』という意味で対照と言えなくはないかなとは思うし、今回晴人がソラを助けた(助けてしまった)ことにこの先の展開に於いて大きな意味を持たせるのならば、その補足として自分の尻は自分で拭う的な意味で晴人の中に「アイツは俺が倒す」ってな感情を持たせるのかなぁ・・・とは思うけど、でもそこにそれ以上の因縁というか、特別な縁であり関係性はこの設定じゃあ見出せないかなぁと。
てか「俺が助けなければ」と後悔の素振りを見せる晴人に対し凜子が「過ぎたことはいいじゃない。気にしない気にしない」ってなぁ・・・・・・。多分凜子としては晴人の気持ちを少しでもラクにしてあげようとしてあえて軽い口調で流すようなことを言った、ということなのでしょうが、瞬平や仁藤が言うならともかく“警察官”である凜子の発言としてはこれ許されねーだろ。この場の凜子は警察官ではなく晴人の友人としての発言だからと言うかもだけど、タダでさえ警察官としてのこの女の資質および存在価値に疑問符ついてるってのになんでこういう発言(こういう言い方)をさせるのかなぁ?って本気で疑問。
ていうか晴人は水落ちしたソラを助けてしまったことを悔やんでたわけだけど、でもその後インフィニティで必殺技放ってたからあそこで倒すつもりではいたと思うんだよね。だから悔やむとすればあそこでグレムリンを仕留められなかったことだと思うんだ。晴人の気持ちはどうあれ、凜子に言わせるならばソレ、だと思うの。「過ぎたことは気にしない」で終わるのではなく「次は必ず倒せばいい」と言うべきでしょうがと。
あとまぁ今回のゲートの父親の「母親が死んだから娘を捨てたけどでも活躍を見守ってるよ」という超絶勝手な言い分も心底理解できないってかなんでこんな中途半端な設定にしたのかと。わたしには父親は母親の生前から愛人ともう一つ家庭を作ってて(子供もいて)、正妻である母親が死んだからこれ幸いと愛人との家庭を選んだとしか思えないんだけど(だから会いに来ないどころか自分の現住所すら知らせない)。だからそんなクソ親父のあんなペラい手紙で“いい話”として終わられてもねぇ?ってな感じ。ゲート話とかどーでもいいんだけどさw。


で、今回のメインはソラ曰く「ファントムを生みだして身体が残るなんてあり得ない」と言うコヨミのこれぞ“特殊性”と、あとソラが狙ってる「賢者の石」の存在ですが、そこにサバトというキーワードを加えると、おのずとその関係性が見えてきたってな感じかなぁ。
通常のサバト日蝕でないと行えないので、ワイズマンは日蝕の代わりに大量のファントム(の魔力)を使ってサバトを開こうとしていると。“ファントムを生みだすためにサバトを行う”ことと“サバトを行うためにファントムを使う”ってのは繋がらないから、次のサバトの目的はファントムを作ることではなく、恐らくは賢者の石を生み出す(造りだす)ことだろうなと。そしてそのために必要なのが本来ならばあり得ない存在であるコヨミ、ということかなーと。
とそこまで想像してもワイズマンやソラが「賢者の石」を使ってなにをどうしようとしてるのか、逆に晴人(魔法使い)が「賢者の石」を手にした場合どういうことが起きるのか(どういうことが出来るのか)、それが分かんないから現時点ではまだだから何?としか言えないけど。