『仮面ライダーウィザード』第20話「近づく真相」

え?フェニックスさんも晴人が魔法使いになった理由であるあのサバトで生まれたファントムなの???。
だとすると雑魚ファントムと幹部ファントムとの違いってなに???。
草花を愛しいつか自分の店を持つという夢を抱く心優しい働き者のイケメンが何がどうなって今のあの脳筋フェニックスさんになってしまったのか、いくらゲートとそのゲートから生まれたファントムは“別物”とはいえなんていうか・・・・・・哀しすぎるなぁ。
で、めずらしく刑事らしいことをしてる凜子はこれなんでユウゴのこと調べ始めたんだ?。雨の中咆哮してるユウゴを見て「あれは確かフェニックス」だと思って調べ始めたのかと思ったんだけど、調べてる途中で雄吾の失踪時期が日食の頃だと聞いて「もしかしてファントム?」と思い当たったということは、調べ始めた時点ではファントムとは関係がない暴行事件の捜査だったってことなの?単独で??普段全く刑事らしいことしてないのに???。ハ?なんで?雨に打たれるユウゴに惚れちゃったから???わたしには国家権力利用して気になる男の素性を調べてるようにしか見えないんですけど(まがお)。
いやさー、凜子の扱いってか動かし方は本来これでいいと思うんだよね。普通に刑事として捜査をする中でファントムが関わってると思われる事件や失踪事件に出くわしたら木崎警視直属の特命として単独捜査を許され、協力を依頼した晴人とともに行動するとかさ、そういうポジションならば問題ないんだよ。ユウゴの話を1エピソード(2話)で終わらせるのではなく10話ぐらいかけて凜子がユウゴのことを調べる過程をじっくりと描き、最終的にユウゴ単体の話にするもよし、その回のゲスト話と繋げるもよし、そんな感じにしてもいいと思うんだけどなー。今更だけど。もう普段どっからどう見ても税金ドロボーとしか思えないのに突然刑事みたいなことされても戸惑うどころか相手がユウゴだと思うとイラっとすらしちゃうんだけど。
で、ユウゴが凜子が以前の自分(という意識があるのか分かんないけど)である雄吾について調べてると気付いたのって、働いてた花屋から出てきたところを目撃したからだったよね?。てことはユウゴは恒常的にあの花屋の近くをウロウロしてるってことではないのかと思うわけで、そこには恐らくゲート時代の記憶というか(無意識レベルでの)残滓みたいなものがあるからだよね、きっと。そういう意味では冒頭の雨の中「ウオオオオオオオ!」と咆哮したあの瞬間のユウゴは自らの内にあるなんだかわからない感情に突き動かされてのことだったのではないかと思うわけで、だからこそ凜子はこのユウゴに特別な感情を抱いたということなんじゃないかと。
で、ゲート時代とは全く異なる人格になってしまったフェニックスでさえも人間だったころの“何か”が残ってると知ることは仁藤にとってまた更なるドラマが生まれることになると思うのに、今回フェニックスどころかゲートとも全く関係ない単なる賑やかしでしかないビーストってのもなぁ・・・・・・・。晴人がなんだかんだでシリアスキャラだから仁藤までも苦悩を背負わせるのはどうかとは思うけど、でもこの先この作品を作っていく中でフェニックスさんは晴人とではなく仁藤と関係を作らせたほうがいいと思うんだよな。かたや不死身のファントムでかたやファントムを喰らわなければ死んでしまう男なわけだし。そこいらへんこの作品ってイマイチ広がりに欠けるというか、1年通しての物語が展開していくワクワク感に欠ける気がするんだよなぁ。


ってなわけで、予告にいたツツーーーッと涙を零す美麗ユウゴさんに超期待!!!!!。


巨匠演出についてはもはや何も言うつもりはないんだけど、さすがに今回のあのラストはねーだろとw。ここまでのぶった切りってそうそうないわよw。
あ、あとゲートが村八分状態になってる理由はIZAMベルゼバブの仕業ってなことだけど、最初のランチ会だけは友達とやらから「ウゼーんだよ」とか「空気読めよ」とかって“心の声”が聞こえてたんだよね。それがちょっと気になる。ダンス教室や瞬平は正真正銘操られてのことだったけど、最初のランチ会だけはガチだった・・・なーんて鬱展開だったりして。