『高校入試』第3.4話

相変わらず何がどうなってるのか分からない、というよりも伏線らしきものが巻き散らかされてはいるもののあっちもこっちも怪しげなのでなんかもうどうでもよくなってくるってな感じなんですが^^、面白い・・・・・・とはちょっと違うんだけど、なんか見ちゃう(引きつけられちゃう)雰囲気はある、かな。もうここまできたら最後まで付き合います。
で、わかんないなりに整理&予想してみるけど
高校入試がその後の人生を左右するターニングポイント(のひとつ)だってのは尤もだとして、中村倫也くん演じる田辺光一なる人物は一高受験に失敗したわけだよね?。そしてそこには採点ミスもしくは改ざんの事実があった“のかもしれない”と。で、受験生の中に同じ「田辺」という苗字の生徒がいると。
長澤まさみ演じる杏子先生は過去「帰国子女の君には分からない」と言われたことがあると。で、ここからは予想になるけど杏子先生にそれを言ったのは壁に落書きされていたラブソングの歌詞から思い出される相手=恋人で、帰国子女の君には分からないという発言はこの地方での“一高ステイタス”について、ということかなぁ?と。
この二つがもし繋がっているのだとしたら、予想できることとしては杏子先生の恋人(姜くん演じる寺島?)はかつて一高で教師をしていて、採点ミスとか受験に伴うなんらかの問題の責任を問われたか、それを強く問題視する姿勢を曲げようとしなかったかでレベルの低い学校へ飛ばされたか教師の職を追われたのかなーと。そしてその結果不合格になったのが田辺光一?。
で、田辺という受験生が階段で教師に「今年の桜はいつ咲くと思いますか?」と聞くのは顔を知らない共犯者と取り決めた合言葉の確認的なことだとしたら、それを現時点で確認されたのが杏子先生と徳山兄さん演じる小西先生だけであることに意味はあるのか?。そして受験生の田辺は田辺光一の縁者なのか?。
田辺が田辺光一の縁者(弟あたり?)だとしたら純粋に兄の人生を狂わせたことに対する復讐、兄が一高受験を失敗したことで家庭が壊れてしまったことに対する復讐、自分こそは一高合格を義務付けらる=選択肢がないことに対する不満や抑圧やプレッシャーなどなど“動機”があると想像できる。
一方杏子先生もわざわざ教師になった理由が恋人にあるのならば、それは恋人が置かれた状況や受けた仕打ちに対する復讐もしくは独特の学校ヒエラルキーの仕組みそのものの破壊行為を目的としているのかなーと。
杏子先生の恋人自身がなんらかのミスを犯したのであれば入試を潰すという手段にでる理由・必要はないと思うわけで(採点ミスに関して軽口感覚で話してたぐらいだからそこまで重い扱いではないっぽいし)、杏子先生がそういう目的で行動しているのならばやはり恋人は発生した問題を隠ぺいすることをよしとしなかったがために不条理にも飛ばされたと考えるのが自然だよね。とすると田辺兄と杏子先生の恋人は共にその問題の“被害者(犠牲者)”ってことになる。だとしたら二人がそこいらへんの事情をどうやって知り、そして二人がどこでどう繋がったのかは分かりませんが、両者が共犯関係という可能性は充分にありえる、と思う。
となると田辺の桜発言が合言葉だとして、それに対する「入学式の2日前」という杏子先生の発言は、桜が咲く=この“仕掛け”の結果が出るのは入学式の2日前ってことかなーと。
田辺的には共犯者が教師だということは分かってるもののそれが誰で自分がしたこと(すること)がどのタイミングでどう花ひらくのかってことまでは知らなくて、それをこれと見込んだ相手(教師)に投げかけることで自分なりに確かめてたとか?。必要なのはこのやりとりが“杏子先生との間で交わされた”ことだけなんだけど、そこで小西先生にも問いかけさせた(その場面を見せた)のは、小西先生がかつて杏子先生の恋人がしたことと同じことをしようとしてるから、かなー。
で、今回起きたこととしてはまず
・携帯依存症の受験生が隠し持ってた携帯を試験中に鳴らしてしまい過呼吸になり途中退席。その結果、学校の方針は“失格”
・それを知った母親は校長たちを前にブチ切れ抗議
・授業中に携帯が鳴ったせいで息子の集中が途切れたとOB会会長も直接抗議するつもりが鳴らした本人の母親と共闘しそうに
これについては親がどちらも学校にとっての“有力者”であることだし、不正のネタだろうなぁ。
過呼吸はあの受験生の演技じゃなければ予期せぬ出来事だろうから仕込みとは関係ないとして、そこで手際よく介抱したのがみっちゃん演じる村井先生で、「友人が同じ症状もち」であるという発言が気になる。その友人が“関係者”だとしたら村井にも動機がありえるかもしれないもんね。でもこのシーンの目的は“ビニール袋を取るためにロッカーを開け、その時何かを発見する”ことにあるような気もするのよね。
あと試験の注意事項を書いた紙が去年のものだってことも気になる。確か去年は携帯持ち込みが発覚したら即失格という一文はなかったんだよね?。そこに何らかの思惑があるのかなー。
で、
・英語の解答用紙が1枚足りないと杏子先生が追加した
・田辺に解答用紙を配る瞬間うっすら笑みを浮かべた杏子先生は田辺に2枚解答用紙を配ったっぽい??
・試験官が過呼吸を起こした芝田娘のところに集まってる隙に沢村息子がカンニング
・それを松島先生の息子が目撃
・松島先生の息子は休憩時間沢村息子に暴言を吐かれた(日常的にいじめられてる?)
・芝田娘の付き添いで杏子先生が教室を離れる
・その瞬間、田辺が動揺したっぽい?
・杏子先生が不在なために解答用紙の回収と確認が、村井先生が回収→携帯袋を村井先生の代わりに水野先生が取りに行くことで一時的に持ち場を離れる(その間村井先生は一人)→戻ってきた水野先生が解答用紙を再確認 と、予定とは異なる流れに
・その際、水野先生が回収し教卓の引き出しに入れておいた芝田娘の解答用紙を村井先生が一緒に回収袋に入れた。水野先生も40枚として確認
問題はここいらへんなんだよなー。解答用紙が1枚足りないってのは嘘だと思うんだよね。これこそが入試をぶっ潰す計画の材料なのだと思う。解答用紙が1枚多いとして、それをどう使うつもりだったのか。過呼吸騒動というイレギュラーな出来事が発生し、本来この場にいるはずだった杏子先生が不在となったことが計画にどう影響するのか。うーん・・・・・・分かりませーん!!(笑)。
失格となった芝田娘の解答用紙をどう扱うのが正しいのか?ってことが分からないからなー。“解答用紙”としては39枚になると思うんだけど、回収した村井先生も確認した水野先生も最終チェックする教頭も全員「40枚」でオッケーとしてるじゃん?。それがすごく違和感なんだけど。失格者がいても通常通り回収する決まりならそれでいいんだろうけど、そうじゃないならみんなおかしいよねぇ?。
沢村息子のカンニングは突発的に発生したチャンスだからぶっ潰す計画とは直接の関係はないだろうけど、何かがあるから松島先生の息子との関係性を描いてるのだろうし、前述の通り父親の存在もあるわけだからまぁこれは不正ネタのダメ押しかなー。
あとはインディゴリゾートの話か。
カード持ってきてくれた倉貫まーくんの“優ちゃん”と、あとわざわざ中学の制服着て中尾くん相田先生に助けを求める石川という女生徒は単純に“学校は校舎への立ち入りを厳重に管理してるつもりだけど実はザル”ってのを見せるためだけの存在だと思うんだけどなー。ていうかそうであって欲しい。あの男が優ちゃんを騙る偽物だとしたら何の目的が!?ってな話になるだろうけど、これ以上考えること増えたら鼻から脳みそでちゃうもんw。
石川のほうは清ちゃんには“本命”がいることを知ってて、清ちゃんが持ってた見慣れないインディゴリゾートとやらのカードがどんなもんだか調べたら(掲示板で聞きたら)これはその本命と行くに違いないってんで行かせてなるものかと思ったと。そのために何をすればいいか→試験中に問題が起きればその対応で旅行どころじゃなくなるはずと考え、憎っくき坂本の携帯を試験会場の教室に隠し、それが見つかったらしいってんで様子見に中学の制服着て学校へ忍び込んだとかそんなところじゃないかと。つまりこっちは試験をぶっ潰すとは何ら関係ないただの三角関係のゴチャゴチャで、試験後に発覚するあれこれに対し旅行の出発時間が迫りやきもきする滝本先生を使って焦燥感的なものを見せようとしてるのかなーと。


今んところはこれぐらいかなぁ。
なんかいっぱい考えちゃった(笑)。