『仮面ライダーキバ』第46話「終止符・さらば音也」

音也のことは後述するとして・・・
名護さんが無事に年を越してくれて新年も元気で「反省している。だからサインしなさい」とさすがの名護さんっぷりを見せてくれたことに安堵したのも束の間、目が・・・っ!目が・・・・・・・・・っ!!なんてことになるなんてえええええええええ!!!!!これって絶対ダークサイドに堕ちた渡を名護さんが鉄拳制裁するためのフラグとしか思えないじゃないのよおおおおおお!あれよあれ!普通に戦ったんじゃイクサ>キバだからってハンデ与えるためにこんな試練を名護さんは課せられたに違いないわっ!!そして視力を奪われた名護さんは渡のために最後の力を振り絞り、それによって新たな力、第七感的なソレを手に入れさらにパワーアップしディケイドの世界に殴りこむわけですねっ!!


も、萌える(燃える)じゃねーーーーーーーかよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!



つーかさぁ・・・ちょっと思ったんだけどね、大量の敵ってのはもはやこの時期の風物詩的なものだからむしろないと寂しく思ってしまいそうなのでアリだけどね、失われた同胞を甦らせるなんてことが出来るのならば、とりあえずクイーン(深央)を生き返らせればいいんじゃないかな^^と思ったんだけど。クイーンを生き返らせたとあらばキングもビショップさんを泣いて抱きしめ感謝の言葉を述べまくると思うのよ。いっそのこと「今後一切私に逆らわないと誓うのならばクイーンを甦らせてあげましょう」って交渉カードに使ったっていいわけだし。でもなぁ、今のビショップさんは積もり積もった恨みでいっぱいになってそうだから全力で意地張って逆に全ファンガイアを甦らせても絶対にクイーンだけは甦らせないって言いそうな気もするよなw。可愛いなぁビショップさんw。
で、ビショップさんは自分がキングになろうとしてるんじゃないのよね?キングは私が決めるってことなのよね??。ということは渡の「僕がキングだ」発言をビショップさんが認めるか否かってのが残り最大のポイントになるのかな。ビショップさんが認めるってことは名護さんの敵となるわけで、最終決戦はやはりキバ対イクサになるってことよね(決め付け)。ビショップさんが認めない場合は・・・さらに目の下の隈を育てたビショップさん率いる大量のファンガイア軍団に圧倒されさすがのキバも苦戦してるところに母である真夜から「弟を、渡を助けてあげてっ!」なんつって渡されたキバの鎧をつけダークキバになった太牙くんが颯爽と現れ渡を助けるために戦う最中深央にやられた古傷が再び開き渡の腕の中で力尽き果てる。そんな兄の姿を見て目を覚ました渡は再度覚醒。ビショップさんたちをぶった斬ると。・・・・・・あれ?これだと視力を失った名護さんが入る余地がないぞ(笑)。じゃ、じゃあ敵のボスになろうとも渡くんは私の弟子に代わりはないっ!なんつって見えない目でファンガイアたちと戦いながら「渡くんっ目を覚ますんだ渡くんっ!わたるっ!!」と叫びながらボロボロになる名護さんの姿を見て目が覚める渡でいいやw。


音也と次狼さんたちの「約束」ってのは渡を守り助けてやってくれってことだったのか。なんつーかそのまんまだな・・・って気がしなくもないんだけどw、当初はドランさんに“幽閉”されてるみたいな話だった記憶があるんだけど、実際は閉じ込められてるというよりかは自主的にというか持ち主を失い暴れるドランさんを鎮めるために率先して城内に留まっていたって方が正しいのか。そしてバケモノである三人をそうさせたのは音也という男との「約束」であり「友情」であると。それなら次狼さん判断で名護さんや渡を過去に飛ばしたりできるのもまぁ納得かな。んー・・・となると渡が過去に飛ぶ以前(多分キバとして戦う前)から三怪人はドランさんの中に留まり渡の成長を見守ってたってことになるわけで、てことはその前提となる「約束」のために渡が過去に飛び息子の存在を音也に認知させる必要があるわよね?てことは渡が過去に飛ぶってのは正史の一環ってことになる・・・・・・のか?それとも渡が飛ばなかったとしたらまた別の約束があったのだろうか・・・。やべえやっぱタイムパラドックス苦手だわ・・・。なーんてあえてカッコイイ見方をしてはみたけど三怪人=三馬鹿だけに俺たちがドランを鎮めてやるぜえっ!ってノリノリでドランさんに入ったはいいけど今となっては“こんなつもりじゃなかったのに・・・”っておもきし後悔してるに違いないwそれでこそ三馬鹿だものw。
これで過去編に関してはあらかた回収された??中盤以降昼ドラ展開をいつまでもダラダラズルズル引っ張ってたあたりはどうなることかと思ったけど、いざ投げっぱなしにならずとりあえずの着地を見せられるとなんか座り心地が悪いわw。あ、太牙が嶋さんに預けられるエピソードと嶋さんたち青空の会がキバを人類の敵として敵視するようになった出来事ってのがまだ残ってるか。もしかしたら放送されてないところでキバ=ダークキバが人間ぶっ殺しまくって暴れ放題だったのかもしれないけど、少なくとも放送されていた中でのダークキバ=キングはそんなことをしてる風には見えなかったわよね。まぁ音也=青空の会へは純然たる敵意をむき出しにしてたからそれを脅威ととったとは考えられるけど、それだって非は音也の方にあるわけだからねぇ・・・。それと、太牙くんが真夜にキバの鎧を得てこそ真のキング(キバ)になるとか言ってた記憶もあるんだけど、ダークキバと渡が変身してるキバの違いというか関係性もまだはっきりしてないか。そこいらへんは単純にキバット2世(キバの鎧)によって変身するのがダークキバで、キバット3世によって変身するのがキバってだけかもしれないけど・・・。でさ、渡が今キバとして戦えてるのってキバットもそうだけど三怪人の力(フエッスル)によるところが大きいわけよね?幽閉されている三怪人が武器となってキバとともに戦うってのはキングにオブジェにされた結果ってことでいいとして、フエッスルのシステムは一体誰がいつの時点で開発したのだろうか・・・・・・ま、まぁそんなことはここまできたら些細な事なんですけどね^^。


音也の影に隠れて忘れがちだけど、カコキンも死んじゃったんだよなぁ。当初は断然カコキン擁護派だったわたしは息子(赤ちゃん)の命を交渉の道具に使ったことでカコキン最低><派に鞍替えしたんだけどね、それでもやっぱりカコキンにも同情できるところはあるかなーとは思ってたわけですよ。でも最期のことば「俺の息子がいつかお前を倒す」ってのにはさすがに“ちょwwwあんたその息子を殺そうとしてたやん調子良すぎwwwwwww”って失笑しながらつっこんだわよw。てかこのセリフてっきりゆり−恵ラインと対比させて音也が言うんだと思ったんだけどな。でも最期の最期で「お前は俺のものだ。一緒に地獄へ堕ちよう」と真夜に本音を言ったのは切なさクライマックス!って感じでよかったわ。カコキンがその言葉をもっと早く真夜に言ってればねぇ・・・。妻への愛を言葉と態度で示さなかったってだけで結果としては妻を不倫相手(それも家畜!)に取られ相棒(キバット2世)にも裏切られ、妻と不倫相手の子供に全財産を持ってかれ、挙句の果てには自分の息子に殺されるという壮絶な最期を迎えたってことだもんなぁ。カコキンは地獄で後悔しまくるんだろうな。なんていえばいいのか分からないけど、とりあえずカコキンお疲れさまでした!。


というわけで音也です。一度変身しただけで死ぬって言われてんのに何度も何度もダークキバになる異常な生命力(友人はゴキブリ並だろって言ってたわw)の強さと、息子に文字通り上から物を言いたいってだけで瀕死の身体にムチうってわざわざ岩を登る音也の美学には涙が出そうになりましたがw、男らしくて、そして色気ダラダラな音也らしい最期だったと思います。振り返ってみればさ、「2人同時に愛してやる!」からバケモノにビビることなく立ち向かい、同じようなバケモノと友達になり、狙った女は必ず落とし、そして(迷惑掛けられた人も含めて)関わった全ての人の心に決して消えない“何か”を残し愛する女の膝枕で死ぬとかさぁ、なんつーか、男として理想的な人生だったんじゃないだろうか。幸せな人生だったんだろうなぁ・・・って思ったわ。戦うことや自我について悩むことなんて一切なく(女のことでは悩んだだろうけどw)最初から最期まで俺カッコイイ!俺ヒーロー!!を貫き通したライダーってのもちょっと珍しいよね。
で、音也に膝枕してあげ頭を愛おしそうに撫でる真夜のおなかの中にはもう渡がいるのでしょうが、てことは音也と雨の中赤い色が印象的な切なくも美しい永遠の別れをしたゆりの中にももう恵はいるってことになる・・・・・・よな?恵と渡の年齢差は1歳ってことだけど正確な生年月日って公表されてるんだっけ?ほぼ1年違いってことだとするとあのゆりは出産後ってこともありえるのか。だから「口説くつもりか?だめだぞ」の間には「私はもう呉服屋と結婚した人妻であり母親なんだから」って言葉が挟まれてる・・・とか。でもなぁ・・・あのゆりを見るとなんかそれも微妙な気がするんだけど・・・・・・。あぁでもゆりと最期の別れをした直後が膝枕だと何の疑問も抱かず思ったんだけど、音也が料理作る場面とかなかったような気がするからゆりからレシピを聞いて上手に作れるまで1年以上の月日が必要だった・・・つまり音也にレシピを教えたゆりはまだ誰ともどうこうはなってなくて、音也に「笑顔が一番似合う」と言われたことですっぱり断ち切り、その後言い寄ってくる沢山の男の中から呉服屋を選んだってこともありえるか。そっちのがしっくりするのでわたしの中ではそういう時間の流れがあったということにしておこう。
でさ、微妙と言えばさ、音也がゆりにオムライスのレシピを聞きに来たのはいいのよ。ゆりが音也にオムライスを作ってあげてウフフアハハ〜してたあの頃が2人にとって一番いい時間だったわけだから。あの時は言えなかった「美味しかった」って言葉をレシピを聞くという形で伝えたってんなら納得なの。音也カッコイイ><って思えたの。でもそのオムライスを真夜に作ってあげるってさぁ・・・・・・・・・それどうよ!?って思わず真顔になったわ。ゆりも“最後の隠し味は愛情”なオムライスを他の女に作ることを許すほどまでは割り切ってなかったと思うのよねぇ。もしわたしがゆりだったとしたら、もう音也に未練は残ってなかったとしてもそれでも大切に残しておきたい音也との思い出の象徴がオムライスだと思うのよ。そこだけは譲れないってのがオムライスだったんじゃないかなーと。だからあそこだけが不満だったわ。まー男からしてみれば自分の好物を最期に現在最愛の女に作ってあげたいってだけなんだろうし、男視点(敏樹視点)からすればいいエピソードだと思うのかもしれないけど。
まぁなんにせよ、音也はカッコイイ男でした。武田お疲れ。



あと2話でキバ終わっちゃうとか信じられないんですけど!!