『マイ★ボス マイ★ヒーロー』第9話

関東鋭牙会ケーブルテレビ!!!で放送中の“グッドモーニング鋭牙会”のキャスターが田所さんだぁぁぁぁぁ!!!素敵素敵ちょう素敵。真喜男の演説がストレートに凄くて感動に打ち震えてたもんでスルーしてしまいましたが、投票会場で司会やってたのも田所さんだったような・・・。ドラマの本筋とは全く関係ございませんが、無駄に反応してしまいました。

美喜男の気持ちがなんか分かってしまう気がする。「何もかも手に入れようとする」兄貴に対する強烈なコンプレックス。バカのくせに着実に何でも手に入れていく兄貴への対抗心。「小2の時に母さんが買ってくれたイチゴ消しゴムを食べられた恨みは一生わすれない」・・・美喜男の出馬理由はそれかー!勉強して褒められることでしか親の愛情を感じることができなかった美喜男にとってはご褒美というか宝物レベルだったんだよ、イチゴ消しゴムが。それなのにそれを「すまん、あまりにもいい匂いしたから」て食ってしまう兄貴・・・・・・。なんかちょっと美喜男が不憫だと思ってしまった。堅気になれば(クラスメート達と)ずっと友達でいられるし、好きな子と付き合うことだってできる、真喜男にそう告げた美喜男は跡目争いのライバルを揺さぶる目的もあっただろうけど、堅気になるなんて選択肢を端から考えたことがないであろう兄に対する精一杯の愛情だったのだろうな。美喜男のアピールビデオが昭和チックでとても素敵だったわけですが、美喜男のIQ180に対して真喜男「握力180」に大爆笑。どこまでも対照的すぎる。

今回一番の見せ場は真喜男の選挙演説シーンだったことは間違いないんだけど、その前の卒業テストまでの過程もすごく良かったと思う。淡々としていて、そしてとても優しげなマッキーのモノローグ、その背景で流れる映像、登校する生徒が少なくなった教室(でも普段どおり)で穏やかに勉強するマッキーとそれを見守るてつ仮面、ZOOをゾーと読む真喜男にリピートアフタミーしてる部下の人達、桜なんとかの家で勉強しながら何がそんなに面白いの?ってぐらいお腹抱えて大爆笑するマッキーと桜なんとか・・・。限られた楽しくて幸せな時間を精一杯過ごそうとするマッキーの姿に、切なさで胸がキュンキュンした。このドラマにおいては顔芸の神っぷりに目がいってしまうのだけれど、長瀬は声も魅力だよなぁと改めて思う。決して美声というわけではないんだけどちょっと哀愁漂う声。このドラマ見てるとどんどんどんどん長瀬が好きになるな。
・・・ってちょっとしんみりしてたら卒業試験職員室でやんのかよ!?しかも先生達ガン見しすぎ!!www。特にとっちゃん坊やこと物理の先生見すぎですから。でね、放物線とか肉食動物と草食動物の視野の違い目安箱とか分数とか、これまで1話1話でキーとなったことがテストとして出題されて、それを「分かる、ちょっと分かるぞ」てすらすら(点数からするとそういうわけでもなさそうですが・・・)解く真喜男を見て先生たちがものっそい嬉しそうな顔してたのがすごく良くてさぁ、これまで学んだことをちゃんとモノにしてる真喜男、そしてそれを問題にしてくれた先生たちとの結びつきみたいなものに、じわわわーんとした。教頭先生めっちゃいい先生やんけー!みたいなね。「先生、先生のみなさん」これ笑いながらもほんと泣きそうだった。学園ドラマって大抵1クラスとその担任がメインになるんだけど、このドラマは1生徒と先生達という新しい図式もあったんだなーって。先生達もみんな愛おしい。
卒業試験を無事クリアした真喜男が次に挑むは、組長選挙。わたしここでダーダー泣いてしまいました。だってさー突然カズを高校へ行かせろとか言うんだもんさー。これまで「オイ、ココ(頭)食べてやろうか、ファァーーーーーーー!?」なんて言いながらカズのこと手足のごとく使ってきたアニキのくせに、自分が経験したことの素晴らしさをカズに伝えたいと思ってくれて、そしてそんなアニキの姿を見て自分も高校へ行きたいなと思っていたであろうカズの気持ちにちゃんと気付いてくれてた。すげーな真喜男。あの一言でカズはもちろん黒♯さんたち全員のハートを鷲掴みですよ。もちろん若に心底忠義を誓ってることは確かだろうけど、でも美喜男の演説を聴いて、ちょっとだけ不安に思ったと思うのよ、若大丈夫かな・・・って。でもあの言葉で若はやっぱりスゲーと、これが俺たちの若だと、そういう気持ちにさせてくれたと思うのよ。そしてそんなアニキを見上げるカズの目、あのキラッキラした子犬のような目。あれがあのボーズの武器なんです。なんかもう、いろんなことがグワーっとなって、真喜男の演説を聴いてダーダー鼻水もダーダー。真喜男の言葉は強くて実体がある。「今の俺は空っぽじゃねぇ」はものっそいパワーだった。「親父、学校に行かせてくれてありがとな・・・」これ、真喜男パパンも父親冥利に尽きるよな。組の将来のことを思えば美喜男の方が相応しいのかもしれない。でもヤクザってやっぱ仁義じゃない。あの真喜男に「俺についてこい」て言われたら惚れるってのな。きっと真喜男が勝つだろう・・・とは思ったけど、投票結果発表にはマジでドキドキしたわ。数学のテストで42点も取れたのに、相変わらず単純な計算に弱い真喜男が可愛いよーう。
最後のチョコはね、さり気に梅村さんに告白してねーかマッキー!?と思ったのに華麗にスルーでちょっとガッカリ。卒業試験後のマッキーの机にあった梅村さんからのハートの箱はチョコだよな?義理チョコだろうがなんだろうが、一番貰ってたのがキモロンゲだということに軽く衝撃を受けました。特に田中さんはキモロンゲにあげるんだったらマッキーにもあげると思ったのにー。もう一度マッキーに告白してみなよとひかりに言う桜なんとかですが、僕も頑張るからという桜なんとかに「榊くんに告白するの?」て聞くひかりテラワロス!!!

萩原さんのマフラーの巻き方がすこぶる可愛かったことを特記しておきます。


とうとう次が最終回。終わって欲しくないよー!って気持ちでいっぱいなのですが、熊田組(いくらトルネードを燻し出すためとはいえ、堅気に迷惑かけてんじゃねーよー!)の襲撃、1話が伏線になってたことに驚いて感動した。「弟の方が跡目を継いでれば潰すのも楽だったのに・・・」という北極会のボスは人を見る目があるってことで、真喜男にとってそれだけ大きな壁になるということで、予告で雨の中疾走する真喜男を見ただけで既に泣きそうです。真喜男の正体を知ってしまったてつ仮面に渡した交換日記も気になるし、梅村さんの告白も気になるし、マッキーがヤクザだったと知った星野くんやキモロンゲの反応も気になるし、ああああああ早く見たいけど終わってしまうと思うと見たくなーい!!



・・・・・・て思った次の瞬間、次のドラマの予告がアレすぎて・・・・・・。