帯に「物語の伏線をゴシック体にした新たな読者への挑戦状」とありまして、そう言われたからには伏線のつもりで特に注意しながら読むんだけど、途中にわざわざルビを振っているところがあって、ルビがなかったら2通りの読み方ができる文字であることに気づけば“仕掛け”も解ってしまうんで一種のお遊び的なものとして受け取るのが正解だと思うんだけど、それにしたって文字の拾い方が言葉選ばずに言うけど下手すぎて(「さ、顔を上げて。最低限度の生活は憲法で保障されている国民の権利なんだから」という台詞部分が太字になってるところとか「さ、顔を上げて。」まで太字になってるのがあからさまに違和感すぎる)、そっちに気を取られて本来の「伏線」がそっちのけになっていた気が(読み終わってみたら)しなくもなかったんで、それが「仕掛けの真の目的」ということならばしてやられたという感じではある。
