不正入試に携わっていた父親が本当に隠したかったのは「自分の息子をコネ合格させた」ことで、それを知ってなお息子は「真実」が明らかになることを望んだ、という物語の先に、真実が明らかになったことで「合格」することができた娘は自分の本当にやりたいことをすべく母親が敷いたレールを走ることを止める・・・のかもしれないというビターな結末があって、それに対しそれぞれ自分の経験を元に助言する蘭と流川という、この関わり方は良かったし、縦軸のほうもいよいよ黒澤さんの「目指すところ」が見えてきた感があるんだけど、黒澤さんがわざわざ同じ名前の弁護士ブログなんてものを作って蘭に近づいたのは「連続殺人犯・早乙女蓮を殺した妻・花の担当弁護士だから」ってだけなのだろうか。