『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』第1話

今期ぶっちぎりでこの作品に期待してました。

期待通り!!!!!

カフェで携帯を充電したら訴えられたというのが初回の案件だということは事前情報として見聞きしてましたが、依頼人が今をときめく赤楚くんだとしてもさすがにちょっと掴みとして弱すぎやしないか?と思ってたものの、話が二転三転した挙句“加害者”とされていた店長もまた“被害者”として訴えればいいと、勧善懲悪を描くのではなくみんな大なり小なり問題はあるけど「困ったときは助けを求めればいい(それは決して恥じることではない)」「声を上げてくれなければ助けられるものも助けられない」というテーマが初回からしっかり伝わってきたし、これは面白い。
各人のキャラ設定とテーマ説明を終えた2話以降がドラマとしては本番だろうから、ここから案件の内容、どれだけ多様性のある依頼を描いてくれるのか、西田さんにはぜひとも頑張っていただきたい!。



ていうか中村倫也が最の高。このめんどくせー羽男の中村倫也だけで充分(って、つい最近もこんなことを書いたような・・・と考えかけた瞬間思い出した、前クールの高橋一生に対してでしたw)。
めんどくさいだけならわりといつもの中村倫也だけど、羽男は予想と違う、予期せぬ反応をされるとフリーズするという弱点持ちで(この先明らかになる理由が楽しみなような怖いような)そこがとてもいいし、それでいて(石子に助けてもらって)聞かせどころはしっかりキメてくるから耳が幸せだし、頻繁に衣装チェンジしてくれるから目も幸せ。

有村ちゃんの石子も単体でも羽男のコンビとしてもイイし、崖っぷちホテルの浜辺ちゃんだったり美食探偵の小芝ちゃんだったり、倫也くんはグイグイ押してくるタイプの役を演じる若手女優を引き立たせるのが上手いよなーと改めて思う(恋あたの森七菜ちゃんを省いたのは察してw)。

とか思ってたら、赤楚くんも加わんのか!!。
初回のゲストにしちゃ赤楚くんの扱いが大きいなとは思ってましたが、それはもう一度いうけど今をときめく赤楚くん(を推したい事務所の思惑)なので「釣り餌」としてのソレだろうと解釈してたんで、このオチにはちょっとびっくり。
石子と羽男のやりとりは初回からテンポ感あるし、そこに緩急つけたり気づきを与えたりする存在としてはさだまさしがいるし、ここにもう一人法律の知識などない「バイト」を加えるのは果たしてどうなのだろうかと、張り込みみたいな頭数が必要な場面もあるだろうからそういう便利要員的なポジションでならいいけど、何度もいうけど赤楚人気を考えると石子とのラブコメ要員にしようとしてる気しかしなくて、赤楚くんの存在が足を引っ張るようなことにならなきゃいいけど・・・。
ていうかこの法律事務所今月赤字だったっぽいけど「バイト」なんて雇ってる余裕あるのかと思うわけで、ラブコメやるならやるでいいから赤楚くん演じる大庭が加わることでなんやかんやでソコ(財務状況)が改善されたりしないかな。