『麒麟がくる』第38回「丹波攻略命令」

今回の見所は

信長「もういい帰れ!」
十兵衛「帰りまする!!」
(お付きのひと「殿!」)
信長「帰りたい奴は帰せ!」
わずかな間の後
信長「ぐずぐずするな!さっさと十兵衛を呼び戻せ!!」

ってどっちやねん!!な信長に、顔はまだプンスカしつつも大人しく戻ってくる十兵衛
儂には似合わないからと貰ったマントを光秀に横流しする信長
信長から貰ったマントだけでなく洋服も全て着用し娘と左馬之助と侍女にプークスされるも煕子に「お似合いです」と言われて満更でもなさそうな十兵衛ちゃん

でした。
よかれと思って蘭奢待を帝に贈るというタブーを犯す信長の「変わらなさ」に続き、道三とのやりとりのまんまで十兵衛もまた「変わってない」んだなとw。
ていうか南蛮服姿の十兵衛ちゃんがふっつーーーーーーーーーーーーーーーーにかっこいいのはどうしたものかと(笑)。タイツ姿の脚が綺麗すぎて(笑)。
これ、信長的には嫌がらせで南蛮服を押し付けたのだとわたしは解釈するけど(十兵衛にサイズぴったりってことは信長には大きすぎるはずだから、着てはみたものの似合わなかったってのはホントだろうけどw)、それをこんなにもサラッと着こなしてしまうとこころが長谷川博己明智光秀なんだよなーと妙に納得(笑)。

(コスと言えば久々に登場した前久様の山伏コスもよかったわー!)

↑このコントの引き金になったのが須賀っちの斉藤利三の扱いについてでしたが、稲葉の元から十兵衛のところへやってきた理由が「主君を裏切りまくりで信用ならねえ」ってなことで、十兵衛のことは「比叡山のときに信長は皆殺しと指示したのに女子供は逃がせと言ったから信用できる」と利三は言うけれど、えーっと十兵衛も裏切ったり見捨てたり、人間性としては結構酷いヤツじゃん?。なんたって将軍を見捨てたわけで、そういう意味では稲葉よりも十兵衛のほうが「アウト」じゃん?という気が・・・。

そして十兵衛が信長に対して反感というか不信感というか、そういうものを抱きつつある「ひとつの理由」になるわけだし、開始当初から交流があった「友人」と言っていいと思うのだけど十兵衛にとってそういう存在である三淵の「最期」をしっかりと描いたこと自体はいいとしてそれに比べて朝倉と浅井の扱いって・・・としつこくぶつぶつ言うけど、ていうか兄の最期に際し藤孝がどんな反応をしたのかが一切描かれなかったことが残念だし哀しすぎたけど、それはさておきでもこれ十兵衛は「三淵の命を取ったこと」を怒ってるけどわたしは信長の優しさのように思う。
織田につくことは「絶対にない」と信長自身が解ってるのだとしたら、切腹という処分は三淵のその覚悟であり想いを尊重してのことなんじゃないかなって。この作品の染谷信長に対しては、そんな感じを受けるんだよな。

だからこそ、じわじわと信長と光秀の間に亀裂が入りつつある(そういう描写が増えつつある)というのに、それでも本能寺に至る気配は今もってまったくないんだよな。
十兵衛→信長ではなく信長→十兵衛があまりにも太すぎて、これだけ言っても許してくれる信長様に冷遇されるようになるとか相当なことをやらかさなけりゃそんなことになるわけないだろうとしか思えないわけで、残り6話ですか?それしかないなかで十兵衛がどれほどのことをやらかすのかと・・・
とか思ってたら、ロング予告のほうで十兵衛がものすっごいキチ笑顔でぶっ壊れてるカットがあったんで、これぞ長谷川博己!!!な瞬間を拝めそうでそれだけでもう楽しみすぎる!!
ていうかそのまえに「松永炎上」ですよ!!。前久様も公家姿で返り咲いてたし、あー先が楽しみー!!。