喋れる喋れないの「違い」なのか「差」なのか、そこについては引き続き謎ではあるものの封印されてるはずの騎士竜（ディメボルケーノ）が丸出し状態だった理由がちゃんと明かされて、しかもそれが「ディメボルケーノに聞く」とか安易かつ直截的な表現をするのではなく「メルトが疑問を抱く」という流れからのものでよかったです。スルーするかと思ってたんで（この作品に対するわたしの信用度それぐらいなんで）。
でもディメボルケーノに対抗心燃やして呼んでないのにやってきて自滅するティラミーゴもメスにメロメロになるディメボルケーノもアホすぎて。
嫉妬するティラミーゴは可愛いなオイと思えたけどそのあとの行動がアホだし、好みのタイプにメロメロになるディメボルケーノもアホ可愛いなとなるところを「連絡先交換したい」とか「一人暮らし？」とかアプローチの仕方が気持ち悪いうえにかなり本気で寝がえり検討してるし、なんでこう不快な描写にするかなあ？。
不快と言えば、ちょっと前に騎士竜のコピーを容赦なく、というか無感情で爆破したってのに今回は「敵」だと分かってるのにういは斬れないってなに？。敵が化けたとはっきり分かってるういより「美味しい」って言う騎士竜のコピーのほうが心理的ハードル高いとわたしは思うけど、人間は斬れないけど騎士竜なら爆破できますってか？。
でもまあ人間は斬れないよなと、それはさすがに躊躇するよなと思ったら（でも兄弟（特に兄）はなにかと言えば「宿主殺ろう」と考えるけどな）メルトのことはみなまで言わせず斬り捨ててるし、それがギャグ（笑い）描写であることは理解してるけど不快すぎて笑えねえ。等身大で幻影見せられたときも「わざとじゃないよな！？」って確認してたし、メルトの扱い（扱われ方）はちっとも笑えないんだけど。
ディメボルケーノとティラミーゴを合体させるための「お前が一番に決まってる！」ってなコウのセリフも違和感。誰が一番とかでなく「みんな大事な仲間だ」ってなるもんじゃないかなぁ？。だってコウにとってはティラミーゴが、メルトにとってはトリケーンが「一番」だってんならディメボルケーノに続いて今後登場するであろう騎士竜たちは誰からも「一番」だと思ってもらえないってことになるわけで。
ていうかこれが一番「戦隊」としてどうなんよ？なんだけど、ここ3話ぐらい黒と緑まともに戦ってなくない？。今回とか完全に見学者でしかなかったよ？。
マイナソーの生み主のほうも、以前は映画監督になりたかったものの父親と同じ消防士になった後輩に「夢を諦めなくていいと思うよ」とか言ってたけど、人々の心や社会を動かすような「何か」を発信するのが夢とかではなくただ単に孤独だから（注目されたいから）ってだけでユーチューバーをやってるような先輩にそんなこと言われてもって話だろ。てか消防士の訓練がまるでしごきみたいな描写のせいで、訓練についていけないのかマイナソーにエネルギー吸い取られてるせいでフラフラなのかがわかんないんだよ。これまでのことを考えたら後者だろうけど、だとしたら体調不良の人間を煽ってる消防士の先輩鬼畜じゃん。
今回に限らず30分の枠内で捌ききれない（描ききれない）なら「騎士竜が嫉妬」とか「映画監督になりたいけど消防士」とか複数要素入れんなよと。なにひとつまともに描けてないんだからさ。
