『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第11話「炎のクイズ王」

リュウソウ族によって造りだされたものの力が強大すぎて制御しきれないってんで封印された騎士竜がクイズ出すってどういうこと・・・?。
まずリュウソウジャーは騎士竜探しをしてたってのにディメボルケーノはなんで丸出し状態になってて(呼び出したらホイホイ出てきて)ドルイドンにクイズ出してんの?。
ていうかティラミーゴはコウたちと過ごすことで言葉を学び覚えてるというのに(トリケーンやアンキローゼは言葉を話す素振りもないのに)ディメボルケーノはペラペラなん?封印されたはずなのにどうやって言葉とかクイズとか覚えたん?。

ディメボルケーノが「汝に問う」ていたのは「解答」ではなく「本質」であったわけだけど、本質を問うことそれ自体はトリケーンが最初のうちメルトを認めなかったことと同質のことだろうから理解できるとしてもそのためにコウたち曰く「クイズ」という手段を用いることができたのはなぜなのかと。
メルトが持ってた一族の古文書にディメボルケーノの出すクイズに対する解答についての記述があったということは、造った時点で言葉を話しクイズを出せるだけの知能であり性能を持たせたってことになるのでしょうが、じゃあなんでそれティラミーゴたちに搭載しなかったの?って話にならない?。なんでこんなに設定がちぐはぐなの?。
(ディメボルケーノは初期の騎士竜で、会話ができるだけの知性と性能を持たせたがために制御できなくなったってんで、それらを取っ払った次世代の騎士竜がティラミーゴたち・・・ってなことだったししてね)


姿かたちを見たら恐れられる(と自分では思ってる)ディメボルケーノがどこでどう病気で目が見えず入院してる少年と知りあいになったんだ?って話だし、その少年を敵に「弱点」と見抜かれ攫われて、助けたいのにクイズやってるし、クイズの本質を見極めたことで認められた(それで力を貰えた)のかと思いきや「俺には仲間がいる」とか言ってるし、そのくせ仲間は棒立ちで(そこはハヤソウル使うところなのではないのかと)赤一人で子供助けちゃったし、尚久さんが突如イタコ状態になったのはいいとしても話が雑すぎて、まともに見る気にならないよ。

ぜんぶがぜんぶ劇中で説明(描写)しろって言ってるわけじゃなくってさ、ディメボルケーノと少年の出会いとかちゃんと考えて話を作ってるのか?と思うんだよな。例えば最初に声を掛けたのはどちらからなのかとか、脚本には描かれていない設定がどれだけあるのかと。今回に限らずこの作品は初回からずっとそういうところがぜんぜん足りてないようにわたしは思う。だから薄っぺらく感じるのではないかと。

遅ればせながらではあるものの、このところメルトとアスナのキャラがぐんぐん固まってきてて、二宮金次郎ばりに参考資料背負って「予習」をしてクイズに臨んだもののみんなからの文字通り『期待』を背負わされてその重みで自滅するメルトに、「5人集まれば足し算じゃない、掛け算になるんだ!」というコウの言葉にぶんぶん頷くアスナ・・・に冷静に「1をどれだけ掛けても1にしかならない」と突っ込むメルトと、今回もそこはよかったんで、ちょっとずつよくはなってきてるとも思うんだけど。