『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第18話「大ピンチ!変身不能!」

ひとつ前の回で元カノがマイナソーの生み主だったというのに、それが「モノ」であれば無関係の人間の気持ちお構いなしに隙をついての騙し討ちでぶった斬るバンバかぁ・・・。
バンバが斬った石は真っ二つに割れたけど、それによりマイナソーは二体になったことについて「俺のせいだって言うのか」と凄むバンバかぁ・・・。
なかなか素直に「今年は黒!」と思わせてくれないねぇ・・・・・・(いやもう今年はほぼほぼ諦めてるけど)。

ここまできてもなおバンバが「(それがモノであれ)生み主を殺ればマイナソーは消える」という選択肢を持ち続けてることに悲しい気持ちになるんだけど、ていうか「完全体になったところで生み主が死んでもマイナソーは成長を続ける」とか言わなかった?。そんなの初耳ですけども、それはこれまで「生み主を殺す」ことが究極の最終手段のように描かれてたけど(わたしはそのつもりで見てます)そうでない、ということでいいのか?。
で、バンバが切ったことにより同じサイズ同じ強さの二体となったマイナソーが最終的に合体して大きくなるという意味フ展開だったのは「バンバのせいで」のためであって、この経験によりバンバの「生み主を殺せばいい」とう考え方に歯止めがかかり(考え方を改めはしないだろう)、これからはそうそう「生み主を殺る」とは言わなくなる・・・とか。であればこの話にもちょっとは意味があるかなー。

それからカナロが「陸のリュウソウ族」への認識を改めるキッカケというか引き金になったのって「何のために戦ってる?」という問いに「人々の平和のため」だと間髪入れずに答えたこと・・・だよねえ?。それなのに「人々を守るためだ」と言われ「そんなの知るか!」と返すのかカナロ・・・。

そしてコウとカナロの「リュウソウル」が共鳴して?ギガントキシリュウオーになるのは結構だけど、そこにモサレックスの意志、気持ちが反映されないというかモサレックスが無言だったことが納得いかない。『兄弟』であるディメボルケーノはティラミーゴと合体済みだし、陸のリュウソウ族というかコウ達に対するモサレックスの悪感情はほぼほぼ解消されているっぽいものの、なぜここでカナロがモサレックスに一言「いいのか?」と聞かないのだろうかと。騎士竜の「感情」に対する思いやりが欠けてると思うんだよね、カナロだけでなくリュウソウジャー全員が。
ってところで次回はティラミーゴ話のようなので、その前振りとしてこういう描写をしているということならばいいんだけど、どうかなぁ・・・。

どうかなぁと言えば、マイナソーの生み主の「その後」についてはスルーすることが多いなか今回はそれに言及してましたが、「願いを叶えてくれる石」として人々の願いを聞き続けることに疲れてしまった(そのマイナス感情からマイナソーが生まれてしまった)けど二つに割れたことで「片方が願いを聞いてる間片方は休めるじゃん!」ってのもなぁ・・・。キツイ仕事は分担すればいいとか、それこそ結婚することで苦労も分かち合う的な、そういう意図があってのセリフだろうけど、ものすごい他人事というか(いや思いっきり他人事どころか相手「石」なんだけどさw)心なさを感じてしまうわ・・・。もはやリュウソウ族ってそういうイメージだけど。