『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第17話「囚われの猛者」

騎士竜ってドルイドンと戦うためにリュウソウ族が造り出した存在なんじゃなかったでしたっけ?。「兄弟」ってなんなの?。ロットが同じ的な意味?。
と思って公式を確認したんだけど、騎士竜とは「ドルイドンに対抗するためリュウソウ族の祖先が強化して作り出した。鎧を装備した恐竜たち」とあって、これわたしはリュウソウ族がゼロから作ったんだと思ってたんだけど、もしかして元からいた「恐竜」に鎧をつけて強化改造したってことなの・・・・・・?。
そんでディメボルケーノは扱いきれないからと強引に封印され、モサレックスはリュウソウ族同士の争いを「見てた」がゆえに長年「陸のリュウソウ族」に対して恨み憎しみを抱き続けて生きてきたと、そういうことなんですか・・・?。リュウソウ族ってマジでロクでもなさすぎない?。

ていうかだからなんで騎士竜の性能にこんなにも大きな差があるのかと。モサレックスとディメボルケーノは最初から喋れる「兄弟」で、ティラミーゴはコウ達と行動を共にするなかで言葉を覚えているのに対しトリケーンもアンキローゼもタイガランスもミルニードルも相棒(とされる存在)の名前すら呼ばないの?呼ぼうとしないの?。砂浜で攻撃を受けているときにミニサイズのティラミーゴだけが助けに駆けつけたけど、他の4体はどこで何をしているのかと。大人目線で言えば「予算の都合」の一言だとしても、劇中の設定として モサ&ディメ>ティラ>他 というこの明らかな(会話面での)性能差についてどうなってんのか(どういう理由付けをしてるつもりなのか)心底わかんないんだけど。

その流れで言うと、カナロとモサレックスは水を通して通信ができるという設定で、それは「水のリュウソウ族」だからこその能力なんだと思ってたのに、今回バンバも一緒に水を通じてモサレックスの話を聞いてて、あ、水とか陸とか関係なくリュウソウ族ならみんなできることなんですね?となったんだけど、だとしたらモサ(水)とディメ(陸)の騎士竜が兄弟であることだし、水とか陸とか言ってんのは元々一つだったリュウソウ族が蛮族化したせいで二つに分かれたから便宜上「水」「陸」と名乗っているだけで特に違いがあるわけではないってことなんですね?。

で、登場直後は「マイナソーを倒すためなら生み主の人間を殺すこともやむなし」ってな考え方だったバンバに実はかつて「ずっと一緒にいよう」と貝殻を持ち合った相手がいたってな話だったけど、まあ・・・バンバと先生の関係は総理とその恋人のように「愛し合っていた」というわけではなく、もっと淡い関係性であったのでしょうが(でも病室でのあのやりとり、あの空気感からして肉体関係はあったと思う)、それにしたってバンバにこういう経験をしていた、こういう相手がいたという過去があるってのはなんかちょっと、微妙な気持ちになるなぁ・・・。

人間と「そういう関係」になってしまった過去があるがゆえに、人間との「別れ」を経験しているがゆえに、総理の気持ちもわかるし人間との恋愛が難しいことも知ってるし、だから次回人間相手に婚活とか言ってるカナロともぶつかるんだろうなーと、そこは納得できるところがあるけど、『そういう過去があっての今のバンバ』であることに説得力がないのがなぁ・・・・・・と。

大事に持ってる「先生の写真」が50年も前の若かりし頃のものだという不自然さには目をつぶるとして(子供が知ってる「塾の先生」は子供の年齢からして歳をとった今の「先生」だろうにその若いころの写真を持ってる&大事にしてる理由がわたしにはわからないけど)、けんたろうの「先生に虹を見せてあげたい」という想いがバンバの恋バナになっちゃったことも番組枠を考えるとどうかと思うし、そのせいでディメとモサ兄弟の「初合体」のインパクトも薄まってしまったように思うし、ごちゃごちゃしすぎて結果ひとつひとつの描写が薄っぺらくなってしまうのは相変わらずだなぁ。兄さんの「笑顔」を見て「やらしいー!」という弟には笑ったけどw。