『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第23話「幻のリュウソウル」

ああそうか、例の番組があるから総集編仕様だったのか。
で、その総集編仕様のなかで、というか放送開始からほぼ半年経ってリュウソウルの入手方法や寿命があること、リュウソウルとはなんぞや?ということが説明されたわけですが、リュウソウ族への不信感というか、言ってしまえば嫌悪感ですよね・・・が増す結果にしかならなかったです。

どんな願いでも叶えられる「カナエソウル」を巡ってリュウソウ族が争って、その争いが嫌でカナエソウリュウは海の底へと逃げたんですか・・・。
そんでカナエソウリュウのように騎士竜の力(ソウル)が込められた「リュウソウルから声が聞こえる」のに、その声に導かれ手にすることができたリュウソウルを『トレードしようぜ!』っつって交換するわけですね・・・。
(普通「声」が聞こえるって、相手の気持ちがわかるとか相手との繋がりだとか、そういう意味合いで使われる設定だろうに、この作品だと「リュウソウルゲットだぜ!」のための「武器」にしかなってないってところが心底すごいと思うわ。もちろん悪い意味で。それでいてカナロには「婚活は一人でするものじゃない、相手の気持ちも考えろ」とか言うところがほんとイヤ)
リュウソウルの力は経常的に供給されるものではないから使っていればいずれその力は枯渇すると。それを「寿命」と言うところが電化製品なんかと同様、つまり「消耗品」としか考えてないように聞こえるし、なにより「ダブってるから交換してあげる」「それは既に持ってるからいらない」とかまるでカードゲームかなんかみたいな言い方しててうんざり。

ていうか、発掘・採掘したリュウソウルは見つけた者の所有物であり、トレードしてるってことはリュウソウジャー(リュウソウ族)なら誰でも等しく使える「力」ってことなんだろうけど、メラメラソウルはディメボルケーノに認めてもらったコウじゃなきゃ使えないんですか?(最初に認めてもらったのはコウだろうけど、そのあと共に戦うなかで他のリュウソウジャーも信頼してもらえて使えるようになったりはしないの?)。その違いはなんなの?ディメボルケーノの力が込められた「メラメラソウル」とツヨソウリュウの力が込められた「ツヨソウル」となにがどう違うっての?。
ティラミーゴたちは「変身するための騎士竜」でツヨソウリュウは「リュウソウジャーがリュウソウルとしてその力を使うための騎士竜」という違い?とか思ったけど、でもバンバとトワの兄弟は「自分の騎士竜」を持っていない状態で変身できてたよねえ?。

ていうか、これだけ多くのリュウソウルがあるってことはそれだけ多くの騎士竜もいるってことになるけど、リュウソウジャーの「相棒」にさせられてるティラミーゴたちは運悪く「見つけられちゃった」んだとして、地球のあちこちにまだまだ騎士竜が生息してるってことなの?。じゃあ、たとえば「ハヤソウリュウ」をメルトが見つけたとして、メルトとの間にガッチリ信頼関係ができたとしてその「ハヤソウル」はどうなんの?トワが愛用してるハヤソウルはその寿命が尽きるまで使えるけどこれ以降の「ハヤソウル」は認められたメルトしか使えないとかそういうことになんの?それともハヤソウリュウのハヤソウルは信頼関係なく引き続き誰でも使えるの?。
元は恐竜だったものをリュウソウ族が改造したものが騎士竜なんだよね?。誰でも使えるリュウソウルの源である騎士竜と認められた者だけが使うことのできるリュウソウルの源である騎士竜の違い、その理由が元となる恐竜の種類または個体に因るものならば、やっぱりトリケーンたちが「喋らない」理由がわからんし。なんだこのモヤりしかない設定。


今回どこかへと飛んで行ったカナエソウル、これ最終決戦で地球のみんなの「地球を守ってリュウソウジャー!」ってな願いを叶えるためか、「地球を守りたい」というリュウソウジャー「全員一致」の願いに応えるためかで空から降ってくるんだろうな・・・。


「メルトさん」から「メルトくん」という呼び方チェンジを理由にワイズルーが化けていると気づくメルトにはニヤニヤし(妹が偽物だと気づかないカナロにはぼんやりしましたが)、「うちの兄さんはなんでも知ってる」と自分のことのように誇るトワと、カナエソウルの存在を知らずそのことを弟に「まさか兄さんが知らないとか・・・?」と言われて動揺&ショックなバンバは微笑ましかったです。