『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第13話「総理大臣はリュウソウ族!?」

え?ちょっとまって?。毎週マイナソーが生まれてるのって「ドルイドンが人間からマイナソーを生みだせるようになったから」なんだよね?。でも今回の総理大臣のケースは「自然発生したマイナソー」なの?。でも生み主は総理大臣なんだよね?。てことはこれまで偶に発生してたマイナソーもまた人間から生まれたものってことになるの?。じゃあリュソウジャーが驚いてたのはマイナソーが人間から生まれることは知ってたけどそれを「ドルイドン主導でできるようになった」ことについて、だったの?。だったらちゃんとそう説明してほしいです。

そんでリュウソウ族はこの星(地球)を守るために存在する種族なんだろうに、そのリュウソウ族が愛する人間に先立たれるのはもういやだ一緒に死にたいってんで自らマイナソー生み出したわけ?。そんでマイナソーを倒すことを使命としてるリュウソウジャーを呼び出して「自分が死ぬまでマイナソーを倒すな(完全体になるまで待て)」とお願いしたってことなわけ?。

そもそもリュウソウ族って長命なんだろうけど不死じゃないでしょ?。普通に物理攻撃受けたら死ぬってことはマスターたちが証明してるわけで、死ねないわけじゃないよね?。だったらわざわざマイナソーを生みだしてエネルギー吸い取られて死ぬなんて他人に迷惑かけまくる死に方じゃなくどこかでひっそり死ねばいいだけじゃないの?。迷惑なことに変わりはないけど愛する人の隣で服毒するとかじゃダメなの?。

しかもこの人総理大臣なんだぜ?。長命であることを活かして世界各地であらゆる人間と触れ合ってるうちに相手の考えてることがだいたいわかるようになったから占い師になって、そんで政治家の相談に乗ってたら政治家になることを勧められて総理大臣になりました、なんて人生を送りながら「総理とか関係ないの!私自身の幸せを求めちゃいけないの!?」って、求めちゃいけないとは言わないけど国民を巻き込むような「幸せ」を選ぶなよって話じゃん。挙句入院中の病院から姿を消して夜の街に消えましたってなにこのクッソ迷惑な女。リュウソウ族としてもクズだし人間(人格)としても無責任極まりないってほんとなんなの?。 子供番組でこんなキャラ出すってどういう了見よ?(ついでに言うと「ワナだ」と聞こえてたのが「I wanna die」だったってのも視聴者層無視しすぎじゃないかと)。

そんで次回から登場する追加戦士って「婚活」キャラなんでしょ?。婚活対象ってもちろんリュウソウ族なんですよね?。リュウソウ族は長命で人間とは生きるスピードが違いすぎるから共に生きることは難しいってな話をやっておきながらその次の回でまさか人間相手に婚活するキャラが追加戦士として登場するなんて馬鹿な話はないですもんね?。

あとはなんだっけ?。敵の力で「本音」言っちゃうネタか。アスナに一方的に「本音」ぶつけられて落ち込むメルトとか、ほんっとにこの脚本家のセンスが理解できないです。なぜ一方的にアスナにだけ言わせるのかと思うし、「本音」というわりにはアスナが言ったことっていつも言ってることとさして変わらないようにしか思えなかったしネタとして無意味。前回ライバル心燃やして空回ってたティラミーゴと敵が化けた雌相手に醜態さらしたディメボルケーノが歩み寄るだけで十分だろうになぜこうも毎度毎度アスナとメルトのギスギス(にしか見えない)描写を入れるのだろうか。気心の知れた幼馴染という間柄だからこそ言いたいことが言い合えるという関係性として描いてるつもりなんだろうけど、であればなおさらアスナとメルトの間に「本音」という要素は不要じゃない?。
ていうかそもそもこの動機でマイナソー生み出した女と「本音」攻撃の間に繋がりがないじゃないかと。総理大臣という立場ゆえに思ったことをそのまま言えない、言うことが許されないってことならわかるけど、愛する男と死にたい(のに死ねない)のはリュウソウ族だからであって、その願いを叶えることと「本音」はなんの関係もないでしょ?。リュウソウ族でありながらマイナソーを生みだしてでも愛する男と死にたいという「本音」が言えずに苦しんでたからってなことだとしたら総理大臣である必要性皆無でしょ?。ほんとなんなのこの話。これまでも酷いとは思ってたけど今回の酷さはこれまでとは比較にならんぞ・・・。