ちょっと前に「騎士竜を犠牲になんかできない」ってなことを言ってた覚えがありますが、いざやるとなったらノー躊躇でサクっと流れるようにその生命エネルギー(なのかな?)を使ってエラスを倒せたのは結構だけど、ワイズルーもプリシャスも「ドルイドン」はまだ残ってるし(クレオンとともに宇宙に行ってくれたことをリュウソウジャーは知らないよね?(少なくとも劇中でそれを知った描写はなかった))、クレオンが生み出すことはなくとも自然発生マイナソーはこれからも出現するんだろうに一方的に「戦いは終わった」感だされても・・・。まあコウ達だって最初は「ドルイドンってなに?」状態だったし、初回でマスターたちがやられたマイナソーが「生まれて初めて見たマイナソー」だったわけだし、これまでの歴史を踏まえて「この先何百年かは大丈夫」ってな判断なのでしょうが、印象としてはほんと一方的に終わらせられたって感じ。
ていうかこの「何百年」よね。何百年単位で寿命があるリュウソウ族と人間じゃそもそもが違うわけで、争いの歴史を認めたうえで自分たちが命を未来に繋いでいくんだとかなんとか言ってたけど、その「自分たち」ってのはリュウソウ族のことであってそこに「人間」は入ってないんだろうねとしか思えなかったことが全てかなと。最終回の戦いに「人間」の存在全くなかったですもんね。
でもまあなんとか終わってよかったです。終わったという事実がそこにあるだけで1年間見続けてきた作品に対する感慨的なものはなにひとつないけど(そしてこんなことは短くない戦隊視聴人生で初めてだけど)、甥っ子の財布としてわたしよくがんばった。自分で自分をほめてやろう。