『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第16話「海に沈んだ希望」

それまで「海のリュウソウ族」なる存在がいることを知らなかったのはもういいとして、知ったからには長老に聞きに行かない?以前解毒剤作ってもらいに行ったことだし居場所は知ってるよね?。海のリュウソウ族からの敵対心、争いの歴史自体もだけど、それよりなにより『「なぜ」自分たちはそれを知らなかったのか(教えてもらえなかったのか)』を知りたくない?メルトはそれを知りたくないの??。だとしたら叡智の騎士が聞いて呆れる。

カナロとオトはほぼほぼ陸のリュウソウ族、というか“リュウソウジャー”が自分たちが聞かされていたような者たちではなく、何のために戦ってる?→「「「平和のため!」」」と声を合わせて即答したことで共に戦う仲間になれると思ってくれたようで、残すはモサレックス(の気持ち)だけってな話になりつつあるけど、モサレックスを懐柔できればそれでよしってことはないでしょうよ。争いってのは相手がいなければ起こりえないわけで、海のリュウソウ族に対してじゃあ陸のリュウソウ族はどう考えてるんだ?ってことが気にならない?わたしはなるよ?。
(ていうか、リュウソウ族が二つに分かれて「争う」ことになった発端というか「首謀者」はガイソーグだとしても、総理大臣という立場でありながら自分の欲望を優先した挙句トンズラした女が陸のリュウソウ族であるならば(バンバと旧知の間柄であることだし陸で決まりだろう)、争いを好むとまでは言わんけどモサレックスの言うこともあながち間違いじゃないというか、そういう奴らもいたんだろうな・・・と思ってしまうわよね)
(あと、劇中でオトが触れてたけどやっぱりメルトだけが青い髪色してるのも気になるよなぁ。それこそ海のリュウソウ族は青髪ってんならわかるけど、陸だろうが海だろうがみんな常識的な髪色なのにメルトだけが青い「地毛」なのはなぜなのかと。って考えると、メルトは実は他種族なのではないか?ってことになるんだよなぁ。メルトの祖父母あたりが地球ではない星からなんらかの事情で地球にやって来て、リュウソウ族に助けられた・・・とかさ。だとしても今のところは「それがなに?」って話だけれども)


ってことに目をつぶれば、今回も普通に楽しめました。素面アクションから変身もロボ戦もカッコよかった。この「普通に」ってことがどれほどありがたいことか。
・・・まあ、前回・今回とカナロが自身の婚活よりも妹のことを気にするいいお兄ちゃんだったと思ったら(これでいいよね・・・種族的に子孫を残すべく相手を探す必要があることはわかるけど、人間の女相手に(役者の素的に)あからさまに慣れてない気障台詞を言うエコ野郎なんてわけのわからんキャラ付けする必要はないよね・・・)123歳と言いつつ見た目は12.3歳の少女に生々しいこと言わせてて真顔にはなったけど(付き合ってくださいとか結婚してくださいではなく「子孫を作ってくれるか?」と発言したことで、恋に恋するお年頃などではなく「子孫を残す」ことを使命としているという海のリュウソウ族の危機感のようなものが伝わってくるし、それはカナロも同様なのだろうという受け止め方はできるけど、そうは思えどなに言わせてんだよと)、そこはまあメルトとの関係性は悪くないと思うので(メルトではなくトワに恋するほうがラブコメ展開的には面白そうではあるけど、弟と妹という属性被りがあるからメルトで、ってなことなのかな?)、聞かなかったことにするわ。