『仮面ライダージオウ』第37話「2006:ネクスト・レベル・カブト」

いやさあ・・・影山ってワームの「擬態」なんだろう?だったらその写真の頃の影山に擬態しろよと。なんでわざわざ経年に伴う諸々を踏まえて擬態してるんだって。
・・・・・・って突っ込みたくなっちゃうよねぇ・・・・・・?。
アナザーカブト状態で攻撃を受けたものの炎の中でキックホッパーになり、超絶カッコよくライダーキック決め(て逃げ)た次の瞬間ぶつぶつ言いながら川のなかを歩いてるところを偶然「発見」される矢車さんはあらゆる意味でまったく変わってないのに対しワームだというのに影山変わりすぎだろってな。

ていうか影山がこれだけ人相変わってしまうだけの時間が経ってるはずなのに、その影山ワームをワームだとしても「弟を守る」とか言ってる兄貴は未だというか更なるというか、より昏い地獄の中にいるのかよ・・・と切なくなっちゃうんだけど、なぜアナザーカブトになっているのかも含め『ワームだとしても』守ると言うだけの理由がそこにはちゃんとあるんでしょうね?。どんだけやさぐれてもソコだけは間違えないのが矢車さんなんだからね?。

予告にいたカブトはついにカブトゼクターに認められた加賀美だとして(ブーンと飛んでくるゼクターをガッと掴んで変身するの、やっぱりこれ平成ライダー屈指のかっこよさよね!)、その加賀美カブトに矢車さんのアナザーカブトが倒されるんだとしても、もしくは矢車さんがカブトに変身して影山ワームをトドメをさすんだとしても(その場合はソウゴたちと戦ってたのはワームが擬態した矢車さんで、川をヨロヨロ歩いてたのが本物の矢車さんとか?)、いずれにしても天道以外の誰かがカブトになるのは設定上おかしくないとしても気持ちの上では認めない派のわたしだもんで(時空が歪んでいるせいで仮面ライダーカブトの世界と「地続き」であるならば尚更)そこはド真顔になるだろうとして、加賀美と地獄兄弟の「その先」にどんな結末が待っているのか楽しみなような怖いような。

怖いといえば、影山の「罠」に乗っかるソウゴの目論見が加賀美の介入やウォズのバックアップもナチュラルに「そうなるだろうと思った」的な感じで計算の上でのものだってところがマジ魔王すぎて恐ろしい。影山にネタ晴らしされて加賀美に「君は人が良すぎる」とお前が言うか(それを成長と受け止めればいいのかw)されても全く動じず、背後に控えるウォズにノー打ち合わせ(だよね?)でやっちゃって!って、それぞれ自分の意志で動いているつもりなんだけど結果的にすべてソウゴの「思った通り」になってるとか我が魔王がシャレにならんレベルでマジ魔王。



一瞬普通に見流しそうになったけど、兼崎健太郎と井上正大がテレビ画面のなかで芝居してる、それも画面のなかに二人だけでって、すごいことじゃない?と思った瞬間ちょっと泣きそうになりました。
卒業生はもはや余裕で3桁いってるけど今も活躍どころかマトモに活動できている人がどれだけいるか?という状況ではあるわけで、そんななかで頑張り続けている人たちがこうやって「共演」しているのを見るとすごくすごく嬉しいし誇らしいと思うのです。