『ミラー・ツインズ』第8話

あ、これSeason1表記にしといたほうがよかったか。
というわけで「Season1」の最終話。勇吾の爆死でもって結果的(心理的)に「勝ち逃げ」で終わるというなかなかに衝撃的な結末でしたが、水落ち(みたいなもんですよ)は生存フラグだよなーと思ってたらSeason2の予告で「勇吾が生きている!?」とか言っててやっぱりね(笑)となりました。(目撃者たちから見た)あの角度であの大きさの船が爆破したらそりゃ生きてますよねー!と(笑)。

で、別に母親の不倫の結果とか一夜の過ちの結果とかそんなことではなく、克典が双子の「実の父親」である理由は『ただの偶然』ってなことでしたが、誘拐のターゲットに双子が選ばれたことにも誘拐の捜査に加わっていたことにも因果関係なんぞは全くなかったってのはソレとして、誘拐犯の一人を殺して教会に隠れてる息子を見つけた皆川はなんで家に帰そうとせず復讐の道に進ませたのかと。刑事という立場であっても生物学上の親という立場であっても、殺した経緯を考えれば罪に問われない可能性も高いだろうし警察に保護してもらうのが一番だろうに。勇吾に「父親なら」と言われてスイッチ入っちゃったとか?。

誘拐以前から勇吾は家に帰りたくない、居場所がないと思ってて、それは自分よりも要領が良い圭吾のことばかり両親がかわいがるからで、そのトドメが誘拐されてる自分を見捨てて逃げたことだってのはまあ・・・圭吾に対し憎しみを抱く理由としてわからなくはないけど、それでもやっぱり「殺人の罪を着せ、自分と同じように逃亡者となる人生を歩ませる」と思うほどの復讐心を抱く理由としては弱いというか、なんで復讐の鬼みたいになっちゃったのかなぁ?と思うわけで、それはずっと圭吾を支え続けた皆川の存在によるもの、ハッキリ言っちゃえば皆川が勇吾を復讐の鬼として育てたのではないか?と。であれば一番狂ってんのは皆川なのではないか??と思ってしまうのだけど、だから皆川の「罪」が明るみに出ることなく(Season1が)終わってしまったのだと、それを描くのがSeason2ということならば引き続き見ようという気になるけどそうなっちゃうと完全に克典主役になっちゃうからたぶんそんな話にはなりませんよねw。