『anone』第5話

前回に引き続き瑛太に「ええー」って言わされたけど、前回は「えええー!?(びっくり)」だったのに対し今回は「ええー・・・(引くわー)」って感じ。
まぁ立派な印刷機がそこにあるから「印刷屋さんもいいかな」ってんで元従業員に教えを請おうとしてる時点で仕事舐めてんの?ってなもんでしたが、そこまでにあった奇妙な同居生活のじんわりとした温かさ(それを表現するのに用意したアイテムが「リアル蝉柄のパジャマ」と「みかん鍋」というところが実に坂元裕二であった)を一気に氷点下までもっていくスイッチ入っちゃった感じの瑛太こええよー。
彦星くんが病室に戻ってこれたってんで(あと徹夜明けってこともあったんじゃないかな)ご飯がぜんぜん進まない(そこに気が回らない)ほどのハイテンションで喋りまくるハリカってのがあったけど、それはかつて親に疎まれ施設に放り込まれた頃のハリカのようであり、今まではむしろどちらかと言えば無口というか口が重いハリカだったけど、それはほんとうのハリカではないというか、きっと他人に迷惑をかけないために自分を守るために生きるために、極力喋らないよう努力してたんだろうな・・・ってことなんだと思ったのに、それもあるだろうけど本当の目的はこの偽札についてまくしてる中世古の狂気を際立たせることにあったのか。「ひたすら喋る」という行為は同じでも受ける印象真逆だもんね。
でも、それでもなんとなく通じるところもあるんだよ。夢中になると周りの様子お構いなしになっちゃうという性質は似てる・・・んだよね。だから中世古の狂気じみた情熱というより執念かな、それと彦星くんを治してあげたいというハリカの想い、それが共鳴してもおかしくないかなーと。これからどうなるんだろうか。
それはそうとあの蝉柄の生地、パジャマにしたのはドラマスタッフの仕事だとしてもあの生地自体はこの世に存在してるものだと思うのだけど、なにを考えてこんな柄をプリントしたのかはさておき「蝉」柄オンリーってことはないと思うのよねぇ(蝉オンリーだとしたら頭おかしすぎるもんw)。他に何柄があるのか、すごくすごく興味があります。