梶永 正史『パトリオットの引き金 警視庁捜査一課・田島慎吾』

警視庁VS自衛隊に惹かれて手にとりました。警視庁捜査一課・田島慎吾とあるので当然警視庁が正義というと問題があるかもしれませんが所謂『主人公サイド』で、対して自衛隊が『敵』という構図になるんだと思ったし、実際途中まではそんな感じで進んでいたのですが、自衛隊員の死亡事故の背景、隠蔽された真実が明らかになったところで警視庁に所属する「個人」と自衛隊に所属する「個人」の共闘になってしまい、そこに友情のようなものが芽生えるラストは後味のよいものでしたが私が求めていたものはそういうのじゃなかったんだ・・・。