あのねさんやっぱりうっかりさんだったー!!。
花房先生の財布から偽札抜いて本物と入れ替えようとするあのねさんにはめちゃめちゃハラハラしたけど(結局なにかを気取られてしまったようですが)(あのタイプの財布なら普通札は折らずに仕舞うと思うわけで、折った状態で財布に入っていたということはそれが何であるのか既にバレてしまってる可能性が高そうだよね・・・とすればデスクに財布を置いて寝た(フリ)をしたのもあのねさんを試そうとしたんだろうね・・・)、当面の危機は回避できたか!?と思ったのに、海辺の自販機での偽札試験に見事合格した次の瞬間持本さんがジュースのボタンポチっとな!してて「あああああああああああああああ!!!」って頭抱えたわ。
つーか持本はなんなん!?あのねさんがハリカちゃんだけは巻き込まないとあれだけ強く言ったのに、あんな想いで守ろうとしてたのに、ヘラヘラと台無しにしちゃう持本はなんなのほんと。
持本は余命宣告を受けているわけで、そんな持本は自分が生きた証として「何か」を残したいんじゃないかなと思うの。それが「偽札」なんじゃないかって。だって持本はお金をたくさん手に入れたとしても使えないじゃん。使い途がないじゃん。お金があれば手術を受けられて病気が治る(とハリカは思ってる)彦星くんとは違い、持本はもう手の施しようがないんだよね?そういう状態なんだよね?。だから持本の目的が「金」ではないことは間違いないと思うの。中世古から偽札作りを持ちかけられて、あのねさんは孫と娘の現状を守ることと引き換えに、青羽はあのねさんについていくと決めたから、それぞれそれをする決意をしたわけだけど、持本はコレといった理由を明示していない。でも誰よりもやりたそうだった。
持本は、ただ「みんな」で「何か」を作りたいだけなんじゃないかな。
だからハリカちゃんを偽札作りに引きこんだ。ハリカちゃんがいなかったら「みんな」じゃないから。
そして自分が死んだあとに「何か」を残したいとも思っているんじゃないだろうか。
もしそれが叶うなら、「ハリカちゃんの願い」を叶えてやりたいと、そう思っているのではないかな。
だから持本は率先して偽札作りに挑もうとしてるし、余命というタイムリミットがある以上、もしかしたら中世古よりも本気でそれを成し遂げようとしているのだと。
・・・とわたしは考えていたのですが、自販機のボタン押しても慌てる素振りを見せないとかなんなのよーーーーー!!。
・・・まぁそのあと四人揃って飲みものかって乾杯しちゃってたから「自販機のなかに偽札がある」という事実の重さをぜんぜんわかってないってだけかもだけど。
偽札を作ろうとしてる時点で罪ではあるけど、でもそれが表に出なければその罪を追求されることはない・・・?わけで、だからまだそれをなかったことにできる状況ではあったのに、『証拠』を残してしまったことで、もう後戻りができなくなってしまった。花房先生のこともあるし、中世古は偽札研究部屋が嫁バレしたし、それなのに四人は乾杯して笑ってて、なんだよもう!どうすりゃいいんだよ!。あのねさんうっかりさんだけに自販機に入れたのが偽札じゃなくて本物のお札だったズコー!ってな展開になったりしませんか?。
ラブホの清掃バイト中に同僚のおばさんがハリカの金を盗むというシーンがあったけど、自分の子供よりも若い子から盗んだ金で孫にプレゼントを買ってやろうと考えるそのクズ神経はそれとして、ハリカが昼夜必死で働いて稼いでる金ってのは所詮“その程度の額”でしかないってことなんだろうなぁ。そして盗んだ金=悪事によって得た金と、偽札作って得た金=悪事によって得た金になんの違いがあるんだ?ってな話だし、額は違えどその金で孫にプレゼント買ってやろうという気持ちと病気の友達を助けたいという気持ちにもどれほどの違いがあるんだ?って話なわけで、結局四人がやろうとしてること、やってることってのはそういうことなんだよね・・・。おばさんは金を返せば済んだけど(ハリカなんて「ありがとう」ってお礼言っちゃってたからね・・・)、さてどうなるだろうか。