『宇宙戦隊 キュウレンジャー』Space.28「怪盗BN団、解散…」

ナーガはバランスと出会ったことで「感情」というものがあることを知ったのではなく、出会う前からそれを欲していたのか。そして抹殺すべく追手が差し向けられるほど「感情を欲する」ことはナーガ一族にとって禁忌にあたるということなのでしょうが、そんな環境で生まれ育ったナーガがなぜあのシチュエーションで会ったばかりのバランスに「感情を知りたい」と訴えるほどそれを欲したのかなぁ。そこを解明することがナーガを元に戻すのではなく正気に戻す(と言うべきだと思う)取っ掛かりになるんじゃないかな。
ていうかダークナーガが本来のナーガである、つまり感情を失う以前のナーガ一族がみんなこんなテンションだったのだとしたら(さすがに常時感情全開ってことはないだろうからこういうテンションを理性や常識でもってある程度抑えて生活してるんだけどでもなにかのキッカケですぐ暴走しちゃう・・・的な)、そら感情を失くす道を選びますよね・・・とか思ってしまうのだけど、かつて一族もろとも感情を捨てたときの手法を再度ナーガに使うことってできないのかな?。できるかできないかっつったらできるけどそれより抹殺しちゃったほうが早いってんならそれはまぁ確かに、ではあるけど。
で、痛みを与えると(与えられると)元に戻るという敵の言い分を全員揃って一ミリも疑うことなく素直に信じて実行しようとしちゃう愚かさはともかく、君だけに痛い思いをさせないと上空に向けて矢を放ち、逃れようとするナーガを抑え込み共に爆撃を受けるバランスは燃えたし、その結果ナーガから「お前だけは」許さないと「お前たち」ではなく「お前」として敵意を向けられてしまったのには哀しくも面白い展開だとは思うんだけど、その前にあった「ナーガの気持ちを利用した自分はアキャンバーと同じ」だというバランスに対する「同じじゃない。なぜなら俺達がナーガと会えたから」というラッキーさん理論がやっぱりわかんねーです。最初の思惑はどうあれそのあとBN団として行動を共にするなかでバランスとナーガの間には友情が育まれ、だからこそ二人はキュータマに選ばれキューレンジャーになったのだと、最初はアキャンバーと同じだったかもしれないけど今はそうじゃないだろうと、二人は相棒だろうと、ラッキーさんの「同じじゃない」にはそういう意味合いが込められていたのでしょうが、言葉が足りな過ぎるので「お前のやったことはアキャンバーと同じでも俺がナーガに会えたんだからそれでいい」と言ってるようにしか聞こえない。
それはそうと、バランスって結構体重というか重量ありそうなもんだけどブランコ普通に乗れるのか(乗っても壊れないのか)。