『宇宙戦隊 キュウレンジャー』Space.25「惑星トキ、少年の決意!」

あらゆる意味でそれぞれの“心に残る”存在がゼンマイを巻かせないために攻撃や懐柔といった手段で妨害してくるってな話でしたが(結果的にちょうど12人いるじゃんよっしゃラッキー!になるのはいいとして、ゼンマイ巻き要員が12人必要であると判明する前から全員で駆けつけたのはなんでなん?とは思うまい)(あとそういう時こそフタゴキュータマ使えよとも)、ハミィとスパーダのそれが敵怪人ってのがいかに各人の掘り下げがなされていないかのいい証明だよなぁ・・・。特にハミィは顔出しヒロインという特異な立場であることを考えると、これまでなにをやってきたんだ感は否めず。あ、ラッキーさんはどうせ後半に特盛で描かれるだろうからこれでいいですむしろいいです。
で、そんななかで一族皆殺しにされたという壮絶な過去を持つはずのガルさんの前に現れたのは女装した自分ってどういうこと・・・(笑)。
そしてラッキーとスパーダとツルギと司令に同時プロポーズされるという妄想爆発なラプターですが、バランスとチャンプはざっくり括って自分と同じ機械だから小太郎は子供だからガルは犬だからとして、スティンガーとナーガがこの妄想の中に入ってこないところはちょっと注目すべき点だと思うの。スティンガーは怖いしナーガは何考えてるかわかんないしという理由はわかるとして、ラプターが二人に苦手意識のようなものを持ってるってことが図らずも表出しちゃったってことは記憶に留めておきたい。
で、ナーガだけゼンマイの前に誰も現れなかったことについては次回に持ち越されるようで、ネタ扱いにならないっぽくてよかった。もしこれがどんな形であれ(今回限りの)ネタとして描かれて終わりだったらわたしにとっては結構トドメに近かったと思うから。
それはそうと、劇中で一応「一人一人の力は小さいけどそれが一つになったら無敵だ」ってなキメ台詞はあったものの、やっぱり12人で一人を囲むとリンチ感ありますよね・・・・・・。テッチュウの強さはそれなりに描いているのも関わらず、それでも数の暴力感ハンパなかったわ・・・・・・。