『コードネームミラージュ』第8話「散ル」

ハブという名前であることが明らかになった洋さんは、なんとなんと殺し屋の仲介屋ですって!!。
それを聞いた鯨岡が興味を持ったようですが、ということは現時点では鯨岡との繋がりはなく、ココで接点が出来た、ということになるのかな。
鯨岡がなぜ拘置所に避難しているかと言えばそれは命を狙われているからで、自分の命を狙う存在=ミラージュを抹殺すべくハブに殺し屋を紹介してもらうってな展開と予想しますが、ミラージュに対抗できる腕利きがそうそういるとは思えないわけで、斡旋した殺し屋が次々と返り討ちに遭い、「で、いくら払えばアンタに頼めるの?」ってんで洋さんハブがついに出ると、実はハブこそが最高レベルの腕を持つ殺し屋だったのだと、そんなことになったわたし確実に死にます。
前回鯨岡の様子を誰ともツルまず見ていたハブはまさに一匹狼といった感じだったのに、今回はあからさまに雑魚っぽいやつらにどつかれからかわれしてたけど、でも笑ってる顔が不気味だったんだよね。目が笑ってないとかでなくほんとに無邪気に笑ってるように見えて、こんなところにいるやつが無邪気な笑顔を見せること、それだけでこいつが“普通じゃない”ってことがわかる。
なので洋さんハブは単なる殺し屋仲介屋なんかじゃ終わらないはず。ていうか今現在どんな罪状の疑いで拘置所に入れられてるんだろう?。
シールズもどきの学生団体のほうはこんな中身空っぽの演説に乗せられてしまう愚かな国民性であり、こんな女に希望を抱くことしかできないこの国の閉塞感といったこのドラマの背景的なものを描いてるのかなーとか思いながら見てたんだけど、ドブネズミが結構本気で希望を託していたこと、ドブネズミの脆さというか危うさを描いたのかな。
そして中身空っぽだとしても人々の希望であったことは間違いないわけで、結局武力に訴えるという手段に出たもののこの国に生きる者としてこの国を変えようとする想いは偽りではなかったわけで、そういう人物も悪人と変わらず“処理”すること、その積み重ねがミラージュの心にどんな影響を及ぼすのかと、そういう話だったのかな。
そういう回の中でミラージュが豊さんの背後から忍びより見てるものを覗きこんで驚かすといういたずらっ子な一面を見せたこと、そんなミラージュをロビンが「真ちゃん」と呼んでいることが描かれたこと、そこに救いがあると信じてるからね!。