『コードネームミラージュ』第14話「護ル」

待ってました!の豊さんメイン回。
とはいえわたしが求めていた豊さんの話ってのはロビンの開発過程とかミラージュとの出会いといった所謂“過去”だったんで、ちょっとこれは求めていた豊さん回とは違ったというか、知りたかったことは分からずじまい(まだ描かれない)ではありましたが、ほぼほぼ全編豊さんが甚振られてるだけの回はこれはこれで!。
つーかやっぱときめく拷問は人によるんだわー。口から血を吐きながら水責めされる豊さんってかハギーには興奮したもの!。
で、ロビンのアシストもあってミラージュが助けるまでもなく豊さんひとりで敵を仕留めましたと視聴者に思わせておいてロビンありがとなーって言ってる背後でまだ息があった敵が撃った弾丸が豊さんの後頭部から額の真ん中を貫く・・・なんて「うわあああああああああ!」展開になるんじゃないかと本気でハラハラしたものの(このドラマならやりかねん)、ミラージュが美味しいとこ持っていきましたー!ってなオチで心底安堵したわ・・・・・・。ロビンが警察(K13というか左門字)にとって最重要機密でありなによりも優先して護らねばならないものであろうことは明白だけど、そこで左門字が「鐘ヶ淵もだ」と言ったのはまさか死亡フラグ・・・!?とか思っちゃったからね。
でもここでひとつ疑問が。ロビンの技術が軍事盗用されたら大変なことになるってのも、感情機能を持つAIがものすごいビジネスチャンスを秘めてるってのもわかるけど(ロビンの『感情』ってのはロビン自身の「進化」によるものだと思ってたんだけど(ロビン特有のもの)、左門字が「感情機能」って言ったよね?。「機能」というぐらいだからそれは開発側が「搭載」したもの、ということなのかな?)、であれば豊さんの工場のセキュリティこの程度でいいのかよ?と思うんだけど。
ドブネズミが言うようにロビンのセキュリティはそう簡単に破られないとして、その技術担当者として鐘ヶ淵豊という人間もまた保護対象であるわけだよね?。どれほど高いセキュリティ機能を持たせようがプロの手にかかったら結局は解除されてしまうからそこそこのものでということならばそこは理解するけど、だったらセキュリティが“破られた”ら即K13に通報が入るようなシステムにしておけよと。敵が工場を襲ったのって夜間だったよね?。そんでミラージュのところに連絡がきたのは翌日の日中、日が昇ってからだったよね?。そこには少なくとも数時間のタイムラグがあるわけで、工場の異変がどういった経緯でK13(御崎)の知るところとなりさらにミラージュに出動が命じられたのかわからないけど、重要機密とそれを担う人間に対する警備システムとしてこれはちょっとダメすぎなのではないかと思うよなぁ。
(工場のセキュリティシステムは本来であればロビンのソレと連動してる、つまりいつもならもっと高度だしそこに異変があれば即K13に通報されるんだけど、今回はアップデートすべくロビンの電源を落としたために入り口のセキュリティのみ(一般家庭の玄関の鍵と同じ)の状態で、K13が翌日になって異変を知ったのは把握しているアップデート完了予定時間を過ぎてもロビンが起動されなかったから・・・なんて推測はできるけど)(でももしそういう事情であったならばロビンの電源が切られているところへ敵が襲ってきたのは偶然なのか、それともそこを狙われたのか、という話になろうわけで、後者であればそれはつまりロビンのアップデート情報が漏れているということになってしまうわけだけど、今回のことは鯨岡とは関係ないのかと思いきや、今回もまた背後には鯨岡がいるのだろうか)
あと今回気になったのは拘置所での暴動を交渉材料にしてヘッドフォンやら冷蔵庫やら快適に過ごすための環境整備を認めさせた鯨岡(ウホ!いい身体!)がなんのために「駒」を捨てたのかということか。当然週刊誌にスキャンダルをリークしたのも鯨岡の仕業だとして、まだそれなりに使い途はありそうなこの駒を捨てることと引き換えに何を得ようとしてるのだろうか。
それからとりあえず容疑は晴れたということで職場復帰を果たしたスモークをモニタ越しに見るサンダーの表情の意味。スモークが離脱したことで代わりにサンダーが実行部隊を率いていたということは、スモークが復帰したことでサンダーはその任を解かれた(元の立場に戻った)ってことになるならば、こいつがいなければ俺が実行部隊の隊長になれるのにってなことかもだけど、そんな普通の感情を当て嵌めるには久保田悠来は胡散臭すぎる。