『リバース』第7話

原作がどうだったか覚えてないんだけど、深瀬の美穂ちゃんも谷原のカワベちゃんも、それから村井のところのボランティアスタッフも全部同一人物だった!!はいいけど、あさみんだけ学校の外からジト目で見てただけ(見られてただけ)ってのはバランス悪いよなー。
深瀬と谷原とは直接的な関係を結び、村井とは顔見知り程度、そして浅見には接触しなかった理由がどこにあるのか。
美穂ちゃんでありカワベちゃんが広沢が結婚を考えていたという彼女だったと知った衝撃度はボランティアスタッフの一人という認識の村井のソレとは比べものにならないだろうわけで、もちろん何の覚えのない浅見もそうだろうし、そこにカワちゃん=越智美穂子の意志があるとするならば、美穂子の復讐心としては 浅見<村井<<<<<<深瀬・谷原 ということになるだろう。
でも過去に何があったのか、じわじわと明かされる真実を見ている限りではそこまでの“違い”があるか?と思うんだよな。
谷原は酒を半ば強引に勧め、免許を持ってないからと広沢を迎えに行かせ、飲酒の事実を率先して隠蔽しようとした。
村井は悪天候の中駅まで迎えに来いと言い張った。
ここには確かに「差」があるとは思う。でもじゃあ浅見は?。
浅見がしたことは、「免許を持っている」「飲酒している」この条件は同じなのに、自分は就職が決まっていてお前は決まってないからお前が行ってくれないかと言ったこと。そして谷原に言われ一緒になって飲酒の事実を隠ぺいしたということ。
こうやって並べると、一番悪いのって浅見じゃない?。行為としては谷原と大差ないけど、広沢の関係者という立場から見ると心情的に一番罪が重いと思うのは浅見なのではないかと。
それなのになぜ美穂子は浅見に直接接触しなかったのか。
と考えると、まだまだ明かされていない秘密があるということなのだろう。
そして深瀬。深瀬の“やったこと”についてはしっかり原作の記憶が残ってるんで、その瞬間を待つばかりなんだけど、それにしても4人の周囲に「同じ女」の存在があることに小笠原がなぜ気づかなかったのかってな話よなー。お前今まで何を調べてたのかと。だからなぜと言えばそれは無能だからなんだろうけど、あれだけ怪しげな雰囲気醸し出しておいてただの無能だなんて詐欺だろー!。
あ、でも小笠原と美穂子が最初から通じてるってセンはあるのか?。だから美穂子のストーカーを小笠原が特定することができたのだと。
ていうか一番それはなくないか?と思ったのは同学年に「カワちゃん」と呼ばれる女子が二人いたという事実。川本と河辺でカワちゃんは別にそこまでおかしいとは思わないけど、女子なら下の名前にちなんだ呼び方とかしそうなもんだし、1学年にどれだけ人数いたんだかしらんけどあだ名被ったらどっちかを変えたりすると思うんだけどな。カワちゃんなんて名字から取っただけでさして意味のあるあだ名じゃないだろうし。ついでに言うなら野球チームのマスコットポジションの女の子が「カワベちゃん」呼びされてることもわかってみれば違和感でしかない。カワベちゃんを連れてきたのは広沢だろうから、広沢がカワベちゃんと呼んでて、だからみんな今もカワベちゃんと呼んでいるということなのでしょうが、結婚を考えるほどの付き合いの相手を名字にちゃん付けで呼ぶか?。
谷原はカワベちゃんが広沢の彼女だったとは知らず、つまりそれは(谷原に村井妹との仲について絡まれても)広沢がそれを言わなかったということだろうし、カワベちゃんもまた未だに黙ってるということなのでしょうが、友人の野球チームに助っ人で参加するときに彼女を連れていくとして、そこで関係を秘密にするためにわざわざ呼び方を変えるか?と思うよねぇ。そうまでして自分との関係を秘密にしたいだなんて彼女にしてみればおもしろくないどころじゃないだろ。と考えると日頃からカワベちゃん呼びだったとみていいと思うんだけど、深瀬ですら「美穂ちゃん」と名前呼びしてるというのに広沢が美穂子のことを名字で呼んでいたのならば、それはそこに愛情などなかったという証拠なのではないだろうか。
(と、カワベちゃんを野球チームに紹介したのは広沢だという前提でここまで書いたけど、でもそうとは限らず広沢の死後美穂子が何らかの理由でもって広沢が参加してた野球チームの練習なんし試合を見に行き、そこでチームの人らと仲良くなったってこともありえるか。だとしてもマスコット扱いになるぐらいだから2.3度見に来てました程度じゃないよね。少なくとも半年から1年のスパンで野球チームとの関係を作ったのではないかと。しかも谷原には「カワベ」と名乗り深瀬には「越智」と名乗っているわけで、違う名前を名乗っているのは両親の離婚に伴い母親の旧姓になったからなんだとしたらやっぱり野球チームと知り合ったのはここ最近のことではないと判断していいと思うんだ。てことは美穂子は深瀬に近づくずっと前から谷原に接触してたということになるわけで、それはちょっと流れとしてしっくりこないんだよなー)
ていうか、広沢が毎回デートに古川くんを誘い三人で会っていたってな話を聞いた瞬間即広沢の本命は古川くんでカワちゃんはダシに使われているのではっ!?とか考えてしまったのだけど、これはわたしの嗜好ではなく心理的トリックが仕掛けられている可能性の話です!(ひっしw)。
というわけで、キャッチボールする藤原竜也市原隼人はすこぶる素敵でした。