『真田目線』で描く以上、関ヶ原が“こういう形”になるであろうことは予想できました。予想してたけどやっぱり・・・やっぱり・・・なんともいえない微妙な笑いが出ちゃったよね。
ていうかワンカットだけでも三成と形部VS家康と忠勝の図に興奮できてしまったので、次回関ヶ原の“後処理”のなかで各人の話を信繁が聞くという形でいいからなんとか関ヶ原を見せてはくれまいか・・・と思ってしまうのだけど信繁負けた側だし、ていうかもう形部様はいないし三成も・・・・・・・・・なんですよね・・・。
つーかこの三成と形部VS家康と忠勝だけみれば西軍が勝っても不思議じゃないと思うの！！今年は勝てそうオーラあったと思うの！！。
それだけになにがどうなって「大谷様はお討ち死に、石田様は行方知れず」になったのか、知ってるけど！知ってるけど！！自分の目で耳で見て聞いてしないと信じられない、いや認めたくないんですっ！！！。
予告に形部様も三成も金吾もいたから何らかの形で金吾の裏切りと形部様の死と敗北する三成を描いてはくれるでしょうが、でも『真田の話』としては信幸改め信之による父と弟の助命嘆願がメインになろうわけで、この不発弾のような感情をどこにぶつければいいのかと。
ていうかさ、だったらせめて『真田の話』である第二次上田合戦をしっかり描いてくれればそれはそれで満足できたんじゃないかと思うんだけど、これもまた「見つめあう信幸と信繁」ばっかでなぁ・・・（あと涙の三十郎）。
家康の知恵袋である本田正信の策の上をいき超ゴキゲンな真田昌幸であったがその直後にどん底へ・・・ってな構成は劇的で、真田がなんかやってる間に関ヶ原終わってました（報告のみ）ってのはまさに視聴者を巻き込んでの「な、なんだってー！！？」だったわけで三谷幸喜してやったり！！ってなところでしょうが、関ヶ原の描き方はともかく第二次上田合戦のほうは満足とは言えないわー。真田昌幸最後の輝きは見応えあったし（この人はほんと戦がなければ生きられない人なんだな）、初陣秀忠を相手にまさにサドの守正信は素敵面白かったけど（これまでそんなに呑んで食ってしてるイメージなかったのに、今回呑んで食ってしかしてねえ！ｗ乳首鎧でフライドチキンみたいなの貪り食って骨を背後に投げ捨てるとかそんなワイルドサドさんわたし知らないっ！！ｗ）（あ、あとやっぱスルメしゃぶってる平野さんもお元気そうでなにより！）、出来レースなのはわかってるけど劇中でも出来レース感バリバリの温い戦いしてるようにしか見えなくて（笑顔で敵の首掻っ切る茂誠除く。なんだこの殺し屋ｗ）、つーか“大軍”を相手にしてる感なさすぎてこんなんじゃ物足りないよ！肩すかしだよ！と言わざるを得ない。まぁ今にして思えば第一次上田合戦も風雲たけし城だったからバランス的にこんなもんかもしれないけどさ、それでも第一次はワクワク感あったし、そう、今回は楽しくなかったの。兄弟が敵同士になってるとか、裏で関ヶ原やっててこれが終わったら昌幸（と信繁）には『生き地獄』（予告の家康さん談）が待ってるわけだから第一次の頃と同じテンションでは作れませんよーってな面はあるにしても、もうちょっと頑張ってほしかったです。
それはそうとして、関ヶ原終了のお知らせを聞いた直江様の反応がみたいです。というかここまでに至る直江様目線の物語が見たいです！今回のスピンオフはそれでどうでしょう！！（「斬り捨てますか？」って台詞が何回出るのだろうかｗ）。
