おおよそ予想通りの展開でした。予想通りということは覚悟も出来たということなんだけど、覚悟してても辛かったよね・・・。
秀次様が聞いてるとは知らないとはいえ、拾を「殿下」と呼ぶ淀(それを聞いてしまう秀次)とかこの女ほんとどんだけ・・・・・・。
なんでこうなってしまうのか、こうなるまえになんとかならなかったのかと思う一方で、秀吉の言うことが悉く秀次に伝わらない様をこれだけ見せられたらこうなるしかなかった、とも思えるわけで。
きりに側室の話はなかったことにしてくれと言った時にはもう心を決めていたのだろうし、信繁が託された娘からの届け物がそれを後押ししたのでしょうから(秀次は今でいう鬱病のようなもので、死にたいと望んでて、それをたかは察していて(自死すると思っていて)父の救いになればとあの絵を届けさせたということでいいのかな。だからこそひとりだけ隠し部屋で隠れ死を逃れたのだと)(それから秀次が隠れクリスチャンだってことが今更ながら判明したけど、秀吉を敵に回したらこの国に居場所はないと怯えていた秀次なので、秀吉を敵に回してしまった(秀吉の敵として認定されたと思ってる)今、日本の神には縋れず異国の神にそれを求めるしかなかったのかなーと。クリスチャンであれば自害=切腹はできないはずだけど、そこまで深く信仰してたわけじゃないというか、何もわからずとにかく縋れるものがそれしかなかった・・・ということなのだとしたらほんと哀しい)、きっと誰がどう立ち回ろうが何を言おうが秀次には届かなかったのだろうけど、秀吉と秀次の間で結局何もできなかった信繁を恨むわ。たとえ信繁は精一杯のことをやったんだとしても、それでも恨まずにはいられない。秀吉に形部の娘を正室にするから生き残った秀次の娘を側室にさせろと取引を持ちかけたのは抜け目ねーなと思ったけど、秀次の娘を救ったって秀次様は戻ってこないもの。
(ていうか、秀吉に秀次の娘を側室にすることを「認めさせた」のならばルソンに送る必要ってなくない?。気が変わって命を奪われる可能性があるからってことだろうけど、気が変わって秀次の娘はどうしてる息災か会わせろとか言いだす可能性もあるわけで、そのとき実はルソンに送りましたとバレたらこれまた儂の気持ちを裏切った!ってんでまたぞろ誰かが処刑されるかもしれないじゃん?。信繁と秀吉の駆け引きは秀吉が信繁の企み(ルソン送りにするつもり)を見抜いているとお互い解った上でのものだったのかなぁ?)
でも秀次様は最後にお兄ちゃんを救ってくれた。真田兄弟を仲直りさせてくれた。お兄ちゃんの愚痴を聞き(お兄ちゃん・・・やはり元妻のことを病がちかどうかよくわからないとは思ってたんですね・・・w)信繁と共に兄信幸に官位を授けたことは「関白としてやった数少ないこと」だという秀次様の言葉は兄の中にあった弟へのわだかまりを溶かすのに充分すぎるものだよね。
でもこんなシーンを見せられたら、信繁ではなく信幸が秀次様のお側に居たらもしかしたら秀次様はこんなにも思い詰めることはなかったかもしれないとか思えてしまって余計に哀しい。
太閤検地をすれば何が分かるか?→「いろいろなことがわかります」とか言ってた時はこいつダメだ感しかなかった秀次が、こんなにも愛おしいと思える存在になった。わたしの人生においてこれほどまでに豊臣秀次という人物について考えたことはなかったです。それほど新納さんの秀次は、魅力的でした。
・・・と秀次様の死に浸る間もなくトーチャン浮気!?ハァなんだそれ。
って、ついに登場した源ちゃん秀忠が愚鈍なのか策士なのか陰険なのか全く判断がつかないってかとりあえず気持ち悪いいいいいいいいいいいいい!!。
そしてスルメの人こと平野さんがとうとうクビになって信繁にお前を一生恨むとプンスカと。
と、秀次様の死を悼む間もなく次から次へとせわしなく展開されて、心が追い付きません・・・。
薫様が生まれを詐称していた問題については真田の城にいるならともかく今現在は京にいるわけで、そこでそんなこと言ってたらどこからどう伝わって嘘バレするかわかんないってのに平然と嘘の自慢話する図太さと愚かさがそれぐらいじゃなきゃ昌幸の妻とかやってられんだろってことで超納得だけど、おこうさんVS稲とか太夫に入れあげるトーチャンとか、今回じゃなくてもいいじゃねーかよー!。