『真田丸』第31回「終焉」

ちょ!!金吾!!!!!
ちょ!!お兄ちゃん!!!!!
片桐さん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


もうみんなひどい。
金吾とお兄ちゃんの行動はこれから先の未来を予兆する、予想させる行動と受け取るとしても、最後・・・・・・・・・・。
秀頼が何気なくあんなところに落とした(茶々のナチュラルボーン死神っぷりを受け継いでるのか・・・)ベルに手が届いたとしても、あれだけすやすやと寝ちゃってる片桐さんには聞こえなかった・・・かもしれないのか・・・。家康と正信を殿下の寝室に通しちゃったことといい、片桐さんほんっっっっっっっっっっっっとに使えないよね・・・・・・。
鶴松のように今夜がやまだ状態ではなく、その時がいつ訪れるかわからない状態で控えてるのって精神的に疲れるだろうし、片桐さんが何日間このお役目をしてるのか、そこいらへんわからなくはありますが、そもそもこんなお役目を片桐さんに任せたことが間違いだと思うぜ?・・・って言いたいけどでも殿下に「眠くない!!」とか言っちゃうぐらいだから三成ももはや冷静な状況判断を下せない状態だったのだろう・・・。ふんどし(バックスタイル)ごちそうさまです・・・。
しかしあんな状態の秀吉から「秀頼のこと頼む」と言われて「できる限りで」とか答える時点でアレだったけど、金吾の「こいつまさか・・・・・・・・・・・消したーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」はすごかった。その前にろうそくの話してるときにベッドの装飾?の白い布のようなものがヒラヒラしてて危ないなーと思った(思わせられた)んで、金吾が秀吉のベッドを廻りこみながら歩いてるのを見た瞬間「まさか!?」とは思ったけど、案の定やりやがった瞬間のヤッチマッタ感は凄まじかった。出番的にはまだそんなに多くないのに、この作品の小早川秀秋の存在感は尋常じゃないわよね。
(そして金吾の所業に本気で驚きアワアワする家康が憎めなさすぎるw。無理やり遺言書き換えさせたことに後ろめたさを覚えたのかひとりで再度お見舞いに来たこともだし、ほんと家康が憎めないんだけどこれから的にいいのだろうか・・・)
お兄ちゃんはなぁ・・・以前出浦様が佐助に火遁の術を教えてたところを何気なく見てたことがまさかここに繋がるとは!ってのはいいんだけど、そのために(その状況を作りだすために)舅の上司に現嫁と元嫁ほぼ同時に子供産んじゃったことを舅に言えないんだけどどうしたらいいですかー><って泣きついたってのがなぁ・・・・・・。そんなことを直々に相談できるほど家康と信幸の距離が近くなってるってことでもあるのでしょうが、それにしたって情けないですお兄ちゃん・・・・・・・・・。
サラッと「稲は自分の娘でもあるから後家にするのはしのびない」とか言う家康は面白かったけどw(あと伊賀越えがしっかりトラウマになってんのもw)。
あと妻が怖いという共通点で信幸にシンパシーを抱いたらしい秀忠なw。忠勝VS出浦が勃発するやいなや信幸の背後に隠れる姿に秀忠の方向性が見えたw。
ていうかこれ、佐助がいたからなんとかセーフだったもののあそこで出浦様の死体が残っちゃったら真田家ピンチどころの話じゃないわけで、まさかあんなところで出浦様に出くわすとはってか“賊”が出浦様だとは思ってもみなかったから超驚いたってのはわかるけど、状況が理解できないまでも「ヤバイ」ってことぐらいは察して機転利かせてほしかったよなぁ。まぁそれができないからお兄ちゃんはお兄ちゃんなんだけど。


秀吉が見た血塗れの子供の亡霊(幻覚)は、浅井長政の嫡男であり秀吉が串刺しにして殺した万福丸らしいけど(秀吉がこれまで奪った命、背負った業、犯した罪の象徴であろう)、その姿に死後己が行く先に待ち構えているものへの恐れ、そして秀頼の未来が重なり恐怖に駆られて三成に家康を殺せと命令し、それが真田に伝わって出浦さんにより実行されるも真田信幸の予期せぬ介入で未遂に終わる。そのことでいつも側にいた真田信繁が不在となり、最終的にたった一人で死ぬ羽目になった秀吉かぁ・・・。どうしてもそこに因果を見てしまう。『報い』って言葉が浮かんでしまう。死の瞬間どんな想いで一筋の涙を流したのだろうか。
そしてこれだけ「秀頼を頼む」と言い続けて、というよりそれしか言わなくなってた(それしか頭にないんだと思ってた)秀吉が、最後の最期に「佐吉を頼む」と信繁に言うのは卑怯だよねぇ。前回の「お前のこともひとめで気に入った」で充分なトドメなのに、さらに念には念を入れて信繁を縛るかよと。


・・・って思わせたところで次回予告に家康との間に圧倒的な人望の差があることを見せつけられるカットがあって「佐吉・・・・・・・・・・・orz」ってなりました。