『真田丸』第34回「挙兵」

盛りだくさんすぎて何から書けばいいのかわからない・・・。いつも三回見てるところを今回は五回見たけどなんどみても直江様の「ハンッ」とお館様の笑顔でボンっ!ってあたまばくはつしてそれまでの記憶がたちまち薄れてしまう・・・・・・。
なので思いつくまま垂れ流し。


まずは石田様曰く「あれはやっかいな娘だ」の意味が明らかになった春ちゃん。やっかいの方向性が思ってたのと全然違ってちょっとした衝撃でしたが、春ちゃんもアレだけど「わたしに惚れたのだ」「まあ、しっかりな(ニヤリ)」という治部様に副長の面影が見えたような。筆あげた当時の春ちゃんはおそらくまだ一桁年齢の小娘だったんだろうから、まぁ初恋こじらしちゃったんだねーとか思ってたら旦那様から石田様の話をされて障子バリっと破壊しててまだ引きずってんのかこの娘!?と(穴の向こうに何とも言えない表情の信繁が見えるカットは良かったw)。信繁が春の話をし出した途端それまでにこやかにお話ししてた三成の妻が不機嫌な面持ちになって信繁に何も言わず退席したし、この件は三成妻と春にとって“初恋こじらせちゃいました☆”なんて程度の話ではない、ということか。だとしたらそんな娘を信繁の妻にと申しでた形部様ってば・・・・・・。
でもやっかいといえばもっとすごいひとがいますよね。そうです『不穏大好き!!』と言い切るきりさんです。大河ヒロインにあるまじき発言をぶちかましてくれたきりさんですが、「また一緒に乗り越えましょう!」って、いつ信繁がお前と一緒に乗り越えたのかと(笑)。
さりげなくガラシャ様に恋バナしてることが発覚して「うわぁ・・・」って気持ちになったけどw(あと「三成殺しに行ってくるぜ!」ってウッキウキの忠興。これといって特別な演技・演出をしているわけではないのに「コイツヤベエ」ってな感じはしっかり伝わってくるよね)、でもきりさん最近ちょっといい仕事しつつありますよね。どこぞの佐助よりもよっぽど役に立ってる。
というわけでお兄ちゃん!!。治部を出せと息巻く正則たちを前にして「今はうちわの争いに収まってるけど真田とやることになったらそれは国と国との争いになる」と言い切るお兄ちゃん超カッコよかった!!(ついでに正則が刀に手をかけたらすかさず信幸と正則の間に入って刀を抜く体勢になる三十郎も)。
これまでのお兄ちゃんだったら指先プルップル震わせて将棋の駒カタカタいわせちゃってただろうに、今では猛る七将相手に堂々と駆引きできるようになりましたよ。
それもそのはず、お兄ちゃんはこの脳筋正則たちをひと睨みで着席させる忠勝を“落とした”男ですからね!。日本一やっかいな舅と日々付き合ってるんですもん、そら信幸も成長するってなもんですよね。
そして石田三成の涙。からの伏見城に入った家康の高笑い。
ちょっと前までは真田丸の家康は人間的に憎めなさすぎてラスボスなのに大丈夫なのだろうか?とか思ってましたが、ここへきて一気に『敵』の顔になってさすがやら憎らしいやらで。
陣中見舞いを所望し邪魔な大蔵卿に席を外させたうえでその話の流れを利用して“本命”である豊臣の旗印を掲げることを淀に認めさせるとか憎らしすぎるこの狸!!。
あ!その前に片桐さん頑張ったんだ!!結局あんまり意味なかったとしても、今回の片桐さんが頑張ったことは事実ですっ!!。
これ、徳川様の申し出を信繁がキッパリ断ったことで(それを知ったことで)片桐さんの男心に火がついたんじゃないかなーとか思うとちょっといいよね。
これからの片桐さんは苦悩モードに突入すると思うので、これが最初で最後のカッコいい片桐さんであり、三成の桃の木を折っちゃいそうになって信繁に止められ尻もちついたのを秀頼に笑われちゃったのが片桐さん最後のトホホシーンになるのかな。
そんな片桐さんの頑張りをものの見事に台無しにしてくれた淀殿。信繁に対しては「秀頼のためになるか」論議でその口をつぐませたのに、旗かしてくれという家康の話はホイホイ承知しちゃうってなんなんだろうなぁ・・・。大事なのは『秀頼』だけであって豊臣なんぞどうでもいいってことなんだとしても、豊臣があるからこその秀頼なわけで、その豊臣を家康に任せるということがのちのちどういうことになるのか、それこそ「秀頼殿のため」になるのか、淀はそれを分かってる、いや、考えているのか?。
そしてそして今回最大の謎と言えば蟄居を命じられた三成がわざわざ「虎之助」を呼び耳元でなにを告げたか、ですよね。ここで三成が清正に何を告げたのかが明かされるのはいつなのか。
とりえずはこんなところですかね?。


というわけで直江状。なんかもういろいろとすごかった。
家康が広げてる紙見ただけでそれがいかに「長い」か分かるし、総量からしたらまさにほんの僅かな読み上げでしかなくてもあの直江様の口調を聞いただけで直江状とはなんぞや?ってひとでも、ドラマ見てても言ってること(読み上げてること)が理解できずとも、いかにムカつく手紙なのかがはっきりと「分かる」。
書きながらふと手を止めて考えてる素振りを見せたけど、あの時の直江様はきっと「これじゃあ煽りたりないかも」と思っていたのではなかろうかw。
だって「ハンッw」て。「ハンッww」て!!!!!。
わたしもあんな風に鼻で笑って煽られたいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!罵られたいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!。
一番興奮したのは兼続が書いた書状を読んで「ちょwwお前煽り過ぎだろコレwww」みたいな顔で笑うお館様ですよ!!!そんなお館様の前で「これぐらいチョロイですけどなにか?」とおすまし顔をキープする兼続ですよ!!!。
ひとしきり笑ったあとで「あとのことは俺が全部責任持つからコレ出してこい」ってな感じで頷く景勝様ってば素敵!!!お館様のこんなお顔を見ることができて、兼続も家臣冥利に尽きるであろう。ああっ上杉最高だね!!。


とか思ってたらあっという間に治部様が復活しておった・・・。
泣いてからものの30分ぐらいでこのドヤ顔とかその間なにがあったんですか・・・・・・(そこに真田は関知してないんだろうから描かないのは(見せてくれないのは)当然ということかもしれませんが、関ヶ原に向けてどんな駆け引き、調略が為されたのか、やっぱりそこは見たいよねぇ)。