『デスノート』最終話

主人公(大学生)が意識を保ったまま(生きながら)焼かれて死ぬとか、冷静に考えると結構すごいよね、ドラマとして。
そしてその展開、その映像をちゃんと「無様」で「愚か」で「哀れ」なものとして描いて見せたのはひとえに窪田正孝の力、だったと思う。
まさかこのトンデモドラマのラストでこんなにも地に足のついた死に様を見られるとは。
くりかえすけど、それは窪田くんの力によるもので、それ以外のナニモノでもなかった。
たぶんこのドラマ自体は記憶に残らないだろうけど、窪田くんがなんかすごかったという記憶だけはずっと残るだろう。
“こんなドラマ”でありながらもここまで演じきったこと、力技で原作ともアニメとも映画ともちがう「ドラマ版・夜神月」を作り上げたこと。
地下ドルオタだった兄ちゃんが新世界の神となるべくどんどんと狂気に駆られていく様は、その執念は、思わず引いてしまうほどに壮絶だった。
それにより窪田正孝という俳優がさらなる人々の知るところとなっただろうし、これから今以上にオファーが届くだろう。
窪田正孝は確実にまたひとつ階段を昇った。
窪田くんファンとして充分元はとれました。最後まで見続けた甲斐はしっかりあったよ。
忍成くんの魅上が最期の瞬間まで窪田キラへの崇拝を貫き通してくれたのも嬉しかったし。



それだけに、ドラマ終わった直後に竜也の月と松ケンのLを流すのはやめてあげてほしかったです・・・。映画の告知なら文字だけでもいいじゃないか・・・。
窪田くんの月と忍成くんの魅上(あと別枠で公輝くんの松田)はほんとうによかったのに、それは紛れもない事実なのに、それでも竜也の月と松ケンのLにフゴオオオオオオ!!となってしまって、もう一瞬で心持ってかれてしまって、なんだかすごく・・・・・・虚しくなってしまったので・・・。