『手裏剣戦隊ニンニンジャー』忍びの24「夏だ!西洋妖怪ぞくぞく来日!」

動きを止められた絶叫マシンから客を助け出すところまではよかったけど、足元で人々が逃げてたり焼肉屋(が入ってる建物)があれだけ揺れたりしてるってのに『風花(と旋風)に焼肉を食べさせる』ことを優先する意図ってどこにあんの?。
今回の話って、家族連れとすれ違った旋風さんが“たまたま”いつも修行だ戦いだ勉強だって頑張ってる子供たちが可哀想だからたまには休みにして遊びに行こうと“思いついた”ところから始まったわけだよね?。
で、忍者資料館行きを提案するも乗ってくれたのは天晴とキンジだけで、風花には「そんなところ行きたくない」と、「行きたきゃ勝手に行って。私は宿題やってるから」と断られたと。
そこで凪に「遊園地なら行くから」とアドバイスされその通りに言うと「行く行く!」とテンション上がる風花ってな流れだったと思うんだけど、そこからなんで旋風さんの『風花孝行』の話になんの?。
旋風さんは「みんなを」楽しませたい(たまには遊ばせてあげたい)と思ったわけだよね?。それに対し凪たちが「風花ちゃんを楽しませるべく旋風さんによるおもてなし大作戦をアシストしよう」と考えるのは勝手だけど、一般客や遊園地周辺の人間に被害が出てるってのに、それでもおもてなし大作戦を決行し続ける理由がわたしにはまったくわかりません。
これがさ、風花の誕生日とかね、父と娘にとっての大切な記念日とかね、そういう“特別な日”だってんならまぁわからんでもないですよ。ヒーローとして果たしてそれが正しいのか?ってな話はそれとして、どうしてもその特別な日を楽しませてやりたいってんならそれは心情として理解できるだろう。
でも今回の話は違うじゃん?。“単なる思い付き”でしかないじゃん?。
結果を見れば風花が戦わずとも勝てたわけだけど、風花がいればほんのわずかでも戦力はアップしたはずだよね。・・・はずだよね?。
であれば一般人への被害をできるだけ最小限に抑えるべく、一刻も早く戦いを終えるべく、『全力で』戦うべきだろう。
そのあとで改めて『全員で』焼肉食べるってんじゃ駄目なの???。
結局風花と旋風さんは最後まで戦ってたことを知らず、帰宅したらみんなヘトヘトになってるのを見て「なんで焼肉食べに来なかったの?」って、当初の目的と全然変わっちゃってんだけどほんとなんなのこの話。家族サービスというなら天晴も接待してやれよって話だし、修行に加え学業もやらなきゃいけないから大変だってんなら凪も同じだろうって話だし、そこに天晴はバカだけどお兄ちゃんらしいところがあるんだなと、そして同じ立場なのにあれこれ下調べして世話を焼く凪は気が利くよねってな“いいところ”を見て取れなくはないけど、だったらそういうフォローを入れろよって話なのよ。
最後の最後の瞬間までわたしは“お土産として作ってもらった焼肉弁当を風花に見えないところでそっと差し出しながら「ありがとう」って言うと旋風さん”ってなカットがあるんだと信じてたのに。


『キンジのロボに押しかけて「・・・狭いな」っていうヤッキー』にもさしてテンション上がらなかったし、なんかもう・・・そろそろ本格的にもう無理かも感が・・・。