『手裏剣戦隊ニンニンジャー』忍びの41「牙鬼パーティ、五番勝負!」

もしかして冒頭の数分見逃した?って焦ったんだけど(焦ったということは、まだわたしの中にニンニンを見る気力というか話に対する興味がそれなりにあるということか・・・もうどうでもいいと思ってるつもりだったのに、わかんないもんだな・・・)、いきなりニンニンジャーたちが九衛門を探して戦ってたのって前回キンジが「一人で勝負して旋風さんの力を取り戻そうとしてました」って『隠し事を告白』したことに対して、ということなのか?。キンちゃんが一人でやるこたねーよ!俺達みんなで九衛門から親父の力を取り戻そうぜ!的な話があった、ということなんですか?。
キンジってもう妖怪化することないんだよね?。メンタル面はどうあれキンジの身体は妖怪化しそうなところを浦鮫の力だかなんだかで逆にパワーアップしたってなことでいいんですよね?。
で、問題はというか、別に大した問題じゃないだろうとしか思えないんだけど、とにかくキンジ自身は九衛門に唆されて妖怪化しそうになったことと、その九衛門に力添えしてもらって妖怪化を回避したことを心苦しく思ってると。この件については前回ブーブー文句言ったけど、どうやら九衛門は単なる小姓ではなく幻月ともっと深い関係があるっぽいことを考えると(幻月の予言にある「息子」ってのは萬月ではなく九衛門のことだったとかね)、キンジの中“だけ”にある九衛門に対する“特別な感情”ってのは最後の展開に必要なものなので、だから前回の隠し事告白でキンジはそのことに触れなかった(触れさせなかった)ということなのかなーとは思えるんだけど、繰り返すけどキンジ個人の感情ってだけで伊賀崎の皆さんは「へーそうなんだ。で?」ってなもんだろうとしか思えないものの、一応仲間が抱えてる問題なわけだし、キンジの告白を受けての冒頭ってなことだったのならばそれについてもうちょい説明が欲しいんですけど。
あと、バナナはおやつか弁当か?ってなラストニンジャの問いに 自分で考えろ→自分達独自の力で戦う ってな答えを出したニンニンジャーってのはいいとして、罠とわかったうえで出向いた場で余興として用意された五番勝負を最初はやらないっつってたのにやらざるを得なくなったのはその場にいた一般人たちが落花生にされてしまったからなわけだよね?。つまり人々を救うために五番勝負に乗ったと。それなのになんで自分達の力だけで戦うことに拘るの?。まず第一にやらねばならないのは勝負に勝って人々を解放させることなんじゃないの?。実際劣勢で追い詰められてたわけで、人々を救う為なら借りられるものは全部使ってでも勝つべきだったんじゃないの?。ほんっと 一般人を守る<自分らの目的 だよね。獅子王のオッサンに人の意見を聞かない=力を借りないことが自立の道ではないと説教されて力を貸してもらってもいいんだってな話になったっぽかったけど、紛れもない終盤であるこの時期になってもまだそんなことを諭されなくちゃわかんないってなんなんだろうなー。
あとまぁこれはどうでもいいことかもだけど、五番勝負に凪だけ不参加ってのもなんなんだろうなーと。五番だからいずれかの勝負は複数参戦するんだろなとは思ったけど、天晴が2回やって凪はやらないって何考えてこんな偏った構成にするんだろう。これ『戦隊』ですよ?。ダンスに入れるつもりだったけど思いのほか二人と凪との間に力量差があったからってな裏事情を想像したけど、でももう1年近くやってんだからそれぐらい判断できそうなもんだよねぇ。
もう1年近くやってると言えばさ、バナナの話のときに「こんなときに意味不明なこと言うのやめてよね」と言う凪も、天晴の通訳を聞いて「最初からそう言えばいいだろう、回りくどい」と言う八雲も、ラストニンジャが“そういう人間”だってそろそろ理解してもいいんじゃないのかなーとか思った。ていうか、師匠に対しては勿論のこと「お祖父ちゃん」に対する言葉遣いじゃないよねこれ。ほんと今更なんだけど。