『手裏剣戦隊ニンニンジャー』忍びの40「あぶないサンタクロース!」

残り10話もないところで参謀ポジションが初めての敗北を喫したってのはまぁいいとしよう。
それを残り10話しかないのに仲間が腫れ物に触るようにしてるってのも「初めて」のことだからってことでいいとするよ。
でも霞がスランプであることを隠そうとする(それを誤魔化そうとする)仲間たちの発言が悉く「嘘」であることが他ならぬ自分の発明で判明したことで、自分はスランプであると、負けて悔しいと、「本音」を言えることができた霞・・・からの流れで


キンジ「アッシも・・・隠し事が・・・。実は、一人で十六夜九衛門に決着を挑み、疾風様の力を取り戻そうとしてやした」
(凪「ええっ!?キンさんまで・・・?」)
天晴「ともかくは、霞、調子の悪い時ぐらい俺達に頼れって」
霞「そうですね。それでは八雲くん、これに魔法の力を入れてください」


おいおいキンジの隠し事告白無視かよと・・・・・・・・・。


これすっごい驚いたんだけど。霞に対してはあれだけ過保護に接してたくせに、キンジの告白に対しては完全スルーだぜ?。なにこれ。
実際そんなに大した「隠し事」じゃないってことであるならば「なんだそんなことか」とかそういうセリフ一つ挟めばいいのにキンジの発言に対して伊賀崎の皆さん完全『無反応』でしたよ?。
残り10話ぐらいでこの反応って、思わず自分の目を疑ったわ。これは血族以外どうでもいいのかと思われても仕方ないよ?。
つーかキンジもキンジってかさ、キンジが「伊賀崎の皆さんと一緒にいても、全く心が晴れやせん」と『後ろめたさ』を感じているのは「ボクの力添えでキミが妖怪にならなかったこと、もう忘れたかい?」からなわけで、『隠し事』の本質はそこにあるわけなのに肝心のそこを言わずに九衛門と単独で勝負して疾風様の力を取り戻そうとしてたって、そうじゃねーだろうと。そこで天晴たちに「そうだったのか、キンちゃん、親父のためにありがとな!」とか言われたらそれで心が晴れるのか?と。何度も繰り返すけど残り10話あるかないかなんだぜ?それなのにまだ一番肝心なことを言わない(言えない)って、こいつら今まで何やってきたんだってな話だろう。
つーかわたしにはキンジが九右衛門に力貸してもらって妖怪にならなかったことがなんなの?としか思えないんだけど?。過程はどうあれキンジが妖怪にならなかったならそれでいいじゃん。キンジひとり九衛門のことを特別視してるけど(自分と共通点があるからだろうけど)、伊賀崎の皆さんは九衛門がかつてラストニンジャである好天の弟子で、敵に寝返ったことなんて「へーそうなんだ」程度にしか思ってないだろうと。
そんでこれが一番引っ掛かることなんだけど、こんだけ後ろめたさとか罪悪感とかそういうものを抱いているやつがなんでスーパー化できてんの?っての。そういうの全部克服して乗り越えたからこそスーパー化した(できた)んじゃねーのかよと。九衛門に力添えしてもらったことを悪いと思ってんなら九衛門経由でゲットした激熱刀をホイホイ貸してんじゃねーよと。
これまでも「???」と思ったことは多々あったけど、今回ほど「酷いな」って本気で思った回はなかったかも。
あとまぁついでに言っちゃうと、貧乏神に唆された人間が欲張って指輪貰ったことを秘密にする→服がどんどん粗末になり下着状態に→それでもまだ指輪のことを言おうとしない って、このどこに「おそれ」が発生する要素ってか理由があんのかと。被害者たち寒いの我満すれば金を得られるって最後まで欲の皮突っ張らせてただけじゃん。なんだこの話。
ていうか貧乏神って妖怪なの?「神」じゃないの??。