これまでも帝国篇・双璧篇はそれなりにチケット争奪戦ではあったものの今回はそれらの比ではないほどのガチ争奪戦及び結構なチケ薄だそうで、今回はムリかなー･･･と思っていたらお友達がしっかりと確保してくれたので見てまいりました！。
正直なところ、このチケ薄の理由（原因）である二人については全く期待してなくて、というよりも「ねーよふざけんな！」とすら思ってたぐらいなんだけど、蓋開けてみたら思いの他コールドウェル役の二階堂くん（以下ニカチャ）がよくってですね！！！これを全世界に向けてご報告すべく感想ポチってる次第でありますッ！。
マジでニカチャコールドウェルいいから！！！！！
つってもわたしコールドウェルの名前がほとんど記憶になくて、なんだかんだで忙しく原作をちゃんと再読する時間がとれなかったんでとりあえず元ネタに該当するであろうイゼルローン日記を超斜め読みした程度なんでこれがコールドウェルか否かと聞かれたら「すいませんわかりませんっ！」と言うしかないんですが＾＾、前作から引き続いてのスパルタニアンの中に1人毛色の違う、しかもド素人がキャラ的にも分不相応な出番でもって入り込むのかと思うと心底不安でしかなかったわけですよ。
そしたらどうよ！。超可愛いでやんの（笑）。
繰り返しますがコールドウェルってコーネフの部下だっけ？？程度の記憶しかないんで超可愛いコールドウェルは正解なのかどうかわかりませんが、でも超可愛い同盟軍服＆オレンジのスパルタニアン戦闘服姿のニカチャは全力でアリでした。
この舞台上のコールドウェルはちょっとなまいきな弟ポジで、だけどちゃんとコーネフ（やポプラン）を尊敬してる可愛い後輩で、ほんっとーーーーーーーに可愛かったの！。オーズの伊達さんこと岩永さんがシェーンコップを演じてて、そのシェーンコップがシェイクリを誘惑する女とキスしたのを見て「ちゅーした・・・・・・・（呆然）」とかつぶやいちゃうんだぜ！！もう可愛い以外に言葉がねーぜ！！（笑）。
（ちなみにこのシーンの伊達さんものっそい雄フェロモンむんむんすぎてヤバかったです・・・・・・）
あと（一応ｗ）ニカオタのお友達がコールドウェルの口から「ウサギ」という単語が何度か出たことにとても興奮しておった（笑）。
つってもこれはあくまでも銀河英雄伝説の舞台なわけで、ポプラン（とコーネフ）主演の撃墜王篇なわけで、舞台上の調和を乱すような可愛さだったらいらないし、そんなのダメに決まってる。そこ一番心配してたんだけど、しっかりと『スパルタニアンの一員』として舞台上に存在してた。特にスパルタニアンが出陣する時の掛け声！。ここもうまさにチーム男子！！って感じのアホキャワ集団なんだけどｗ、ここに混じってるニカチャがいい意味で違和感なくって、これは嬉しい誤算だったわー。
まぁね、何の意図があるのか知らんけど長澤奈央ちゃんに双璧篇の時と同じ「ナオミ」という名前で別キャラを演じさせてまして、そのナオミが今回の主役であるポプランの相手役として存在してるんだけど、コールドウェルにもナオミにかつて命を救ってもらったという要素を用意し年上女性への淡い恋愛感情らしきものを持たせてる上に、ナオミの部下の女にはもっとストレートな恋愛感情を抱いてたりもしてて出番的には盛りに盛りまくった感じはあるんですよ、確かにね。その分期待したほどポプランとコーネフの友情に時間を割いてくれなくて、それは正直ガッカリでした。だけどその与えられた役割をニカチャなりにしっかり演じられてるように思えた。少なくともわたしはニカチャの演技に対して引っ掛かりを覚えるような場面はなかった。
ていうかやっぱアッキーたちスパルタニアンがほんっとにいいお兄ちゃんたちなんだろうなーと。ニカチャ可愛い目線で（のみ）見てたからかもしれないけど、とにかく優しいんだよね、ニカチャコールドウェルに対して。結構ナマイキなことを言うから「なんだとー！」って怒られたりそれこそコーネフにクロスワードパズル本でポカリって叩かれたりするんだけど、そんなこといいつつも目や言葉の端々にコールドウェルのことを可愛い後輩だなって思ってくれてるのが見てとれるわけ。そしてそれは恐らく稽古中からそうだったんだろうなーって。リアルでそんな感じなのが舞台上に出てるんだろうなーと感じたわけですよ。カテコでキャッキャしながら飛び跳ね手を振るニカチャに向ける誠治郎くんの笑顔がめったくそ優しいのよ！！。ニカチャがうまいことスパルタニアンの一員として存在できているのはやっぱりアッキーや誠治郎くんが支えてくれてるからなんだろうなーって。こういう先輩たちに教え導いてもらえるのって絶対にプラスになると思うのね。見ながら何度もニカチャいい現場に参加できてよかったなって思ったもん。
今回事務所がどの程度噛んでる（口出ししてる）のかわかりませんが、現場レベルとしては“外部舞台”と言っていいと思うんだけど、やっぱできるだけ外部舞台はやらせるべきだよね。出る気がある子にはどんどん経験させるべきだと思う。
とは言え一方のよこーさんキルヒはなぁ･･････････････････････・・・・・・・・・・・・・・・・・。
てか今回のラインハルト＆キルヒアイスひでーぞ（笑）。
ざっくりとまとめてしまうと帝国側は場面転換の間を使って出てくるような感じなのね。だからただでさえそれまでの流れを切ってしまいがちではあるのよ、演出的に。ただでさえそうなのに、その上二人揃って台詞に感情皆無だもんだからその直前同盟側がどれだけ盛り上がりどれだけ熱い流れを作っても帝国パートで一気に舞台上の空気が冷えてしまうわけ。スパルタニアンがどれほど人の命が失われることに嘆こうとも、戦争という行為に憤りを見せようとも、その相手である帝国がこのラインハルトとキルヒアイスじゃ伝わるもんも伝わんねーんですよ。
てか今回帝国必要だった･･････か？。帝国篇と同様に完全に同盟側からの視点で描き帝国については台詞で補っても全く問題ないと思うし、むしろそっちの方が全体の流れ的にはよかったんじゃないかと思うんだけど。
てか一番ハァ！？！？？？？？と思ったのはカテコよ。コールドウェルとキルヒアイスが2番手ポジとして挨拶するところまではまぁいいとして、最後に登場する主役・ポプランとすれ違い様パチンと手を鳴らしあうのもいいとして（これちょっと萌えちゃったしｗ）、キルヒの後ろにラインハルトがいるのはさすがに違うだろうがと。登場順はいいとしてもラインハルトの背後に控えるキルヒという立ち位置は絶対に変えちゃいけないと思うんだけど。
とはいえ同盟側もナオミ＝ドールトン大尉の自分を裏切り捨てた不倫男への復讐というザ・私怨をポプランとコールドウェルの「ナオミはそんな女じゃない」というくだらない理由でもって許しちゃってるわけだからどっちもどっち･･･ってか、温い話だなオイとしか思わなかったわけですが＾＾。軍人ならばそこはむしろ頭撃ち抜かせろよと＾＾。
ていうか双璧篇といいこれといい、『ナオミ』という女が絡むとロクなことになんねーなと（笑）。
アッキーポプランの歌は素晴らしかったです。
そして誠治郎くんのコーネフまじまじコーネフ。
誠治郎くんは基本（いい意味で）アホなのにｗ、クールな役だとなぜにこうもカッコいいのだろうか。
スパルタニアンのコックピットと航空戦がなかなかの・・・・・・・・・面白演出なんで、それが出るたびにややぼんやりしてしまいましたがｗ、なんだかんだ言ってもこれだけで満足です（笑）。スパルタニアンのテーマが離れなくて今も頭ぐるぐる回ってるぐらいだし（笑）。
あ、あとパンフはニカチャ筆頭にみんな超美麗写真で買う価値アリかと！。アッキー×ニカチャ×よこーさんで対談があるんだけど、そのアッキーふっつーーーーーにニカチャたちと同じグループです☆って言われても違和感ねーぜ！！（俺的にはね、俺的には！！）。
