『海賊戦隊 ゴーカイジャー』第28話「翼は永遠に」

さすが『ジェットマンはトレンディ』だけあって、特濃なお話でした・・・。バーで始まりバーで終わる。そんな日曜朝7時台の子供番組って一体・・・・・・・・・。
そしてわたしの目から流れてる汁は一体なんだ・・・(笑)。なんか、なんていうか、ほんとすごかった。ほんとうにもうトレンディすぎて・・・。
お前絶対好きだから見たほうがいいとは言われているものの(時間は有限なのでと言い訳)半分程度の話数しか見たことないジェットマンなのでわたしなんぞがどうこう語るのはおこがましい以外のナニモノでもありませんが、それでもこう・・・胸がカーッと熱くなったし、こんなに綺麗な「その後」が見られるだなんて思わなかった。だからと言ってジェットマンサイドに寄りすぎるのではなく後述しますがゴーカイファン的にも大満足な話でもあって、1話完結でここまで見事にまとめてみせるとはこれは敏樹に拍手を送らざるを得ない。神様とポーカーして勝ち酒を呑みに行くという名目で仲間を守るために地上へ降りる凱とか予想も出来ない展開でありながら妙に説得力があって、なにより凱が超絶カッコイイ!!!さすが「凱を書くよ」と豪語しただけあるってなもんよね!!。ほんとすごかった。体感時間は「え!?もう終わり!?!?」ってぐらい早かったんだけど、でもまるで映画を見たかのごとき満腹満足感でした。はぁ〜っ、幸せ(笑)。


いくら過去に一度負けてるとはいえ、予告で「この俺が恐怖を感じているだと・・・?」なんて弱気なことを言うマーベラス様がちょっと理解できないというかイメージが違いすぎてどうなっちゃうのかと思ってたんだけど、その相手にいきなり斬りかかってきたかと思ったら自分の剣で自分の胸をぶっ刺して「戦えー!」「面白くなってきたー!」とテンション上げまくるマジキチを用意したってのがまず上手かった。純粋なる力量差からの恐怖心であれば今のマーベラス様は経験値積んでるし仲間もいるしってんでこうまで怯えたりしないと思うのね。だけど本能的な恐怖、マジキチを相手にする恐怖ってのは戦闘能力とは別モンだろうし、こんなん誰だって怖いわ!!と思えるし、それに、レジェンド戦士とのパワーバランスを描く上でも恐怖心があるゴーカイレッド<ブラックコンドル<キアイドー<恐怖心を克服したゴーカイレッドってのは落とし所としては非常に上手かったと思うし。あとキアイドーがザンギャックとは直接関係のない「賞金稼ぎ」だったのもよかったと思う。やっぱマーベラス様にはザンギャックに弱み(弱いところ)を見せて欲しくないしさ、ザンギャックに敬意を払わないキアイドーってのもちゃんと描かれていたので巨大化しなかった(させなかった)心理的理由も見て取れたしね。
というわけで、今回のマーベラス様はビビリまくりでしたが(そんなマーベラス様もまた可愛い><)、そんなマーベラス様を常に気にするジョーさんが!ジョーさんの目線がちょおおおおおおおおおヤバかったよおおおおおおおお!!。
まずはキアイドーを目にし過去のトラウマ発動しちゃってそんなつもりじゃないのについつい1歩下がってしまうマーベラス様を目の端で気にするジョーさんでしょ。
いつもは真横に並んで変身するところをマーベラス様が一歩下がっているせいで、この場面のゴーカイチェンジは背筋ビシっと伸びた状態でチェンジするジョーさんと腰をグッと落とすマーベラス様の高低が特に映えてて、そんでゴーカイチェンジした瞬間即座に高低が入れ替わりバキュンするのね。こういうとここの二人めったくそカッコイイと思う。
で、凱と出会い凱のお墓の前で鎧が言った
「わかりました。なぜ、結城凱さんが、ジェットマンの皆さんを探すのを邪魔したのか。結城凱さんと、他のジェットマンの皆さんは今も強い絆で結ばれている。だからこそ凱さんは、他の4人を戦いに巻き込みたくないんですよ。普通の暮らしをしている、仲間たちを」
この言葉をかみ締めつつ戦う凱の姿を見るマーベラス様に
「死んでも尚戦っている(マベ様をチラリ)、他のジェットマンを守る為に」
とそっと言うジョーさん。
それを聞いて目を瞑って心をきめるマーベラス様。
マーベラス様と凱の心が共鳴しあう。
グッと拳握って歩き出すマーベラス様!!
を見て嬉しそうにニヤっと笑うジョーさん!!!!!
劣勢のブラックコンドルを庇うように背を向け並びキアイドーにお前の相手は俺たちだと言う海賊。
「お前、ようやく恐怖を乗り越えたようだな」と言う凱に黙ってコクリと頷くマーベラス様。
マベ「自分に勝つ力、自分の壁を打ち破る力、死をも乗り越える意思の力」
凱「わかったみたいだな、大いなる力が。さっさとあいつを倒して来い」
凱が投げて寄こしたモバイレーツを受け取るマーベラス様とジョーさん!!
マーベラス様の超クールな「派手にいくぜ」!!!
キアイドー目掛けて走るマーベラス様の背中を「行かせるか」とゴーミンぶった斬って守るジョーさん!!!!
はうああああああああああマベ×ジョーさいこおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
そんでもってカッコいいこと言うだけ言って天国へ戻っていった凱に
「結城凱。確かに受け取ったぜ、ジェットマンの大いなる力」
と青い空見上げながら心で告げるマーベラス様をジョーさんが嬉しそうに見てるううううううううううううううううううううううううううう!!!
ああもああもうマベ×ジョーぱねええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!
男同士の友情ってか絆ってか、こういうの描かせたら敏樹はほんっと間違いねーな!!そういうとこ大好き!!!。


で、凱さんな。アバンから全開だもんで「いまにちようのあさですよね????」と思わず周囲を窺ってしまったわけですが、ここで凱の「女好き」ってのを見せておいての
「乗れよ」
(あんたにあたしを誘う資格があるのかしら?)
「あるさ。女は全て、俺のものだ」
はすさまじいインパクトでした・・・。草食系だのイクメンだの日和った男ばかりの昨今において、こうまでワイルドな男って・・・・・・ひさしぶりやん?w。
ていうか、てことはわたしもいちおう性別「女」なんで、てことはわたしも凱さんのモノというわけなんですねっ/////////。
凱はこれマーベラス様とキアイドーの間にあったこと、今のレッドが“恐怖心”に捕らわれていること、そしてナビィがジェットマンを探せと予言すること、それら全部を分かってたってことなのかなぁ?。ゴーカイレッドの恐怖心克服の手助けをすることと仲間の『今の生活』を守ること、凱にとってその二つはイコールであり神様に「言うことを聞かせて」地上に降りた時点で既にそのつもりだったのかなーと思うのだけど、それは天国の住人だからお見通しってことなのかなぁ(普通ならどんだけ都合いいんだよ!ってつっこみたくなるところだけどなぜか全くならない。それどころか超納得してるわたしがいますw)。
『死して尚仲間のために戦う』自らのそんな背中を『ゴーカイレッドに見せる』ことで『自分の弱さと向き合いそれを乗り越える力』を沸き立たせる・・・かぁ。つまり凱は仲間とともにゴーカイレッドを、海賊たちをも守ったってことなんだよね。
だからキアイドーを倒した彼らに
「やったなぁ。ったく世話焼かせやがって」
と言葉をかけたんだろう。
それが分かったからこそ“あの”マーベラス様が自ら一段下に降り真正面から「結城凱」とお礼を言おうとしたんだと思う。
クーーーーーーーーーーーッかっこよすぎるっっっっっ!!!!!(床バン)。
つーか見た!?凱のキック見た!?!?公式で絶賛されてたからどんなもんかと思ってたけどマジすげえええええええええええええええええええ!!!!!蹴り上げた瞬間膝から下がシュッと伸びるのね!!。しかも変身後も当時の大藤さんが入ってくれてるとかいちいち本気すぎてイヤになる(笑)。この人の前でいつも通りのボク流ブラックコンドルっぷりを見せられるハカセ超勇気あんなー(笑)。
そしてそしてラストシーンですよ。もう凱がベンチに座った瞬間うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!今わたしの目の前で凱がベンチに座ってるううううううううううううううううううううううううう!!!とあまりのライブ感(笑)にわけわかんなくなってたら、
「何も言うな。ケツが痒くなるからな。・・・綺麗な空だ。目に染みやがる。分かってるなぁ?お前らが守るんだ。あの空を」
って「目に染みやがる」までキッタアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!空託されたあああああああああああああああああああああああ!!!!(←ダダ泣きで)。
そんでもって「海賊にそんなことを任せていいのか?」と言うマーベラス様にニヤリと笑い鼻をヘヘンとこすり
「あばよ」
ってなにこの人!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!もうベンチいい仕事しすぎ!!!!!!!!!!!!!!!(垂れ流しで呆然)。

・・・・・・・・・ひとつ確認いいですか?。鎧は凱の姿が見えないだけでなく声も聞こえてないんだよね??。ジェットマン捜索中にウッキウキでOP曲口ずさんでたしホンモノではなくマーベラスさんたちがゴーカイチェンジしたジェットマンですら「ジェットマンだーーーー!」と目輝かせてたぐらいだから当然ジェットマンも大好きであろう鎧が目の前で『ベンチに座り空を見上げて「目に染みやがる」と言う結城凱』なんてものを見たら興奮のあまりショック死してもおかしくないと思うんで(笑)、鎧に凱の姿が見えなかったことはむしろよかったんだと思うわ。そう思わないと鎧だけ見えなかったという事実が気の毒すぎて・・・・・・(笑)。
“鎧だけ見えなかった”って事実はとりあえず記憶にとどめておけばいいかなぁ。天国って概念というか存在というか、とにかく“死んだ人は天国(地獄)に行く”という考え方が(この作品内で)地球独自のものであるならば地球人である鎧には凱の姿が見えないってことなのだろうし、そうではなく一度臨死を経験し仲代先生と会っている鎧だから凱の姿が見えなかったのかもしれない。さすがにスポット参戦の脚本家がそこに突っ込むわけにはいかないからとこういう形になったのか、それとも戦隊オタである鎧が絡むと収拾つかなくなるから便宜上こういう設定になったのかわかりませんがw、“鎧以外の地球人には凱がどう見えるのか?”ってことを描かず鎧には見えないという事実だけを“鎧だけ可哀想(笑)”ってな感じで描いたことはちょっと気になる。
とかなんとか考えながら見てたんだけど、そしたらラストでまたもやバーが出てきて(笑)、まさかまさかの「そういうことだったのかー!」には感動すら覚えました。わたしこの瞬間までこれは単に『天国でも変わらない凱』を描いただけだと思ってたもん。どういう事情であったのか明らかになってみると、もし凱がポーカーに負けて地上に降りられなかったらマーベラス様の恐怖心は、ゴーカイジャーはどうなってたんだろう・・・?と思うわけでさ、あんな酒やけした声(笑)してても神様なわけだし、神パワーでもって凱を“勝たせてくれた”んじゃないかなーって気がするなぁ。完全に惚れてるだろうし(笑)。で、もっと言うとさ、レジェンド大戦でジェットマンは確か5人で戦ってたけどあれ実は竜たちにはブラックコンドルの姿は見えてなくて、だけどそれでも凱は仲間とともに戦うために今回同様神様の力で地上に降りてきてて、だから紛れもなくあの時も5人で戦っていたのだと、だからブラックコンドルのレンジャーキーが存在するのだ!とか考えたらたまらんな!!。なんとなくそんなことを考えてしまいたくなるパワーがジェットマンにはあるのよ。さすが戦うトレンディドラマ(笑)。
つーかあんな「天国」子供に見せちゃって大丈夫なんかよw。過剰なまでのマッカラン推しに加え最後の最後で美女=神様のためにサックス吹くとかなんというエロスwwwおかしいwいろいろとおかしいよwwwww。


今回のザンギャック。
殿下「いやー、こう何度も何度も負けると、なんかいっそ、清々しい!」
インサーン「それは何よりですこと」
バリゾーグ「殿下、どうかお気を確かに」
殿下頑張れ(笑)。


予告に幸人さんとえみぽんが!!!!!!。