音楽舞闘会『黒執事』-その執事、友好-@サンシャイン劇場

初日を見てきたのでとりあえずの初見感想を。

内容を一言で表すと、確かに『音楽舞闘会』でした。もうそのまんま(笑)。
そしてそして本物がおったで!!!!!!!!!!!!植原グレルまじまじやっべえ!!!!!これまで「FROGS」「ブルーシーツ」「ロストデイズ」「ファミリア」「謙也」といくつかの舞台の上に立つタッくんを見てきてその度にこの人の外見に似合わない(いや似合ってるのか?)プロ根性というかいい意味で『仕事』だからというドライな割り切りっぷりを感じてきたわけですが、今回の変態オカマ死神役はまさにその真骨頂って感じですね。フロッグスでハイテンション空回りキャラを演じるにあたって“正直キツイんだけどスイッチばしっと入れて舞台の上に上がってる。そのスイッチを舞台上で一度でも切ってしまったらもうダメ。その舞台上では二度とその役のテンションには戻れない”というようなことを言っていて、実際タッくんは4度も上演した舞台の中で一度もそのスイッチを切ることなく演じきっていて、こんな顔してるくせにすごいなーって尊敬してたりするんだけど、今回のグレルはまーじすげえ!出番は正味10分〜15分ぐらいなんでオカマスイッチの維持時間はフクロウのソレとは比較にならないだろうけど内容が!本気の本気でリアルグレルなんだぜ!見た目も完璧なる再現度なんだけど、なんて表現すればいいのか分かんないけど口調はもちろんグレルのイカレ具合までかんっぺきに再現よ!!!!!カテコで赤ジャケット腕で羽織りつつ腰に手をあてつつクネっとポーズ付けつつ右手の指をひらひらって振り、幕が降りる瞬間ウインクしながらチュパ★って投げキッスすんのとかまじグレル!!!!!!!本物グレルがいた!!!!!!!!!!!!若干クセのあるあの声が今回は100%いい方向に働いてるし、まじまじ植原さん最高ッス!!!!!タッくんグレルはまさにネ申!!!!!

ただ・・・たーだーし・・・・・・グレルはストーリーに全く関係ありません(笑)


ちなみに写真はシエル・グレル・劉・葬儀屋・使用人3人セット・オリキャラ3人セットが各4枚入りで600円。シエルは3枚がコスショットで1枚がキャスショット。グレルはキャラショ2枚のキャスショ2枚。オリキャラは3人一緒に映ってるのが1枚にソロキャラショが1枚ずつ。他は買ってないので不明。セバスの人は自分のオリジナルグッズとして写真とかマフラータオルとか直筆サイン入りポスターとか売ってた。で、パンフが2500円とこの手の舞台にしてはかなり高いんだけど、表紙が黒の布を使ったハードカバーに銀の型押し仕様と無駄に、まさに無駄に豪華(笑)なので仕方ないかなとw。これも黒執事の世界観を大切にしてのことだろうし、歌詞が全て掲載されてるのも素晴らしいしねってことでそこは納得するとして、キャスショのアナザーカットが掲載されてるんだけど奨悟とタッくんとルイルイがキャッキャしてる写真がないってのはどういう了見だよアミューズさんよお!そこは無理やりにでもスケジュール合わせて一緒に撮らせるってのが商売ってもんじゃねーのかよお!。




以下、内容に触れてます↓↓↓これから見られる方はぜーーったいにネタバレなしで見たほうがいいと思うのでクリックしないほうがいいよ!




・タナカさん(おひょいさん)の声で注意事項のアナウンス
・だがグダグダでw、アバーラインが登場しそれを引き継いだ形で前説
・アバーライン(とその部下二人)は全編を通してネタキャラ扱い
・オリジナルストーリーではあるものの、カレー対決とサーカスに潜入の間にあった出来事(コミックスで言うと5巻の○○ページと○○ページの間の出来事ですとアバーラインから説明有りw)という位置づけなのでパラレルというわけではないようです
・セットはショボイ
・まず登場するのはファントムハイヴ家使用人の3人。バルドを演じる小山さんはわたしにとっては龍騎のバイザーさんでありオデンさんの人なので異様にテンソンがあがりました!フィニはめちゃキャワ!メイリンは本物!
・シエル坊ちゃまは下手客席から登場!!
・モスグリーンのフロッグコートに眼帯ショゴたんキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
・半ズボンから生えたソックスバンドが若干食い込んでるっぽいむっちり足さいこおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ><
・声はアニメよりも高いけど言い方がシエル!!くそ生意気な喋り方がまじシエル!!!
・セバスちゃんは歌いながら登場するんだけど、声がハイトーンボイスでアニメの声に慣れてる(というかあれしか考えられなくなっている)わたしは思わずしろめになりましたが、台詞回しは悪くない。ちょっとゆっくりめではあるけど丁寧に言葉を発してて、かつセバスっぽい慇懃無礼さも出てて悪くないです
・でもさすがにシエルとセバスのデュエットソングでセバスが上パートを、つまりあの奨悟が下パートを歌ったのには耳を疑いました・・・
・背はもうちょい高い方がいいかなぁ・・・でもそれっぽくは見える。ていうか下半身が割とムッチリ目なんだけど、ごめんなさい・・・ほんとごめんなさいなんですけど、股間が気になりました><腰周りがタイトすぎるほどタイトなシルエットなのでどーーーーーーーーしても股間に目がいってしまうのです
・ルイルイはシエルと同じような境遇(両親を亡くし、若くして玩具メーカー社長を務めている)の少年役で、袖口に2本ベルトがついてるグレーのフロックコートに同系色の縦ストライプパンツ。襟元にはスカーフを巻いて片手にはステッキ。髪の毛はトイプードルパーマは若干おちたもののまだくるくる
・シエルとチェスで勝負するも負けて「やだやだもう一回やるのー!」とグズるルイルイきゃわあああああああああああああ!
・宮下くんはまるで輩(笑)
・劉は声こそアニメとは全く違うものの、飄々として喰えない雰囲気は充分伝わってきます。ちゃんとチャイナ服の女の子を両腕に侍らせ膝にのせてたし
・舞踏会シーンでシエルはグリーンベースのパーティ服にお召し替えしてバイオリン(の弾きまねw)を披露
・ルイルイ・ユウキも“頂き物ですが坊ちゃまには少々大きすぎる”フリルブラウスとベストを着用!かわいいかわいいアミューズばんざーい!
・ヘタレ執事バージョングレルきいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!まじグレルまじグレルタッくんのCooooooooooooooooooooooooooooolな面影ゼロなんだけど!!
・キャストがぺろぺろキャンディーを持って客席降りしてプレゼントタイム有り。初日は下手通路の方が人数多かった感じ。フィニが1階席後方まで行ってて好印象。でも多分これ通路横の人しかもらえないだろうなぁ・・・通路横2公演分捌いたわたしのバカバカバカー!
・バッタバッタと華麗に敵を倒すセバスちゃんが足をガバっと開くキメポーズあるじゃない?これちょっと完璧よ!!これだけできてりゃ上出来でしょ!!
・葬儀屋も声こそ諏訪部さんの色気(つっても葬儀屋あんま色気ないけどなw)には及ばないもののあの独特の言い回しはかなりの再現度。てか葬儀屋デカイなw
・特に劉や葬儀屋の台詞に対してそう思ったんだけど、原作(アニメ)に100%と言っていいほど忠実なのね。それプラス特徴ある喋り方はそのまま演じようと頑張ってくれているので会話の流れではほぼ違和感を覚えることがなかったわ
・使用人三人(とそのうち劉とアバーラインも加わりそう)が情報を貰うために葬儀屋を笑わせるのが日替わりアドリブコーナーかな?初日はメイリンが骸骨に向かって「ごめん、何年待った?」って言ってみせて大爆笑
・宮下くん演じるキリトへ憎悪のビームを突き刺すルイルイテラカッコヨス!
・悲しい過去を背負うショゴたんとルイルイのデュエットがあるよ!
・ソファーにコテンと寝ちゃったしょごたんキャワワワワワワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!セバスがシエルに毛布をかけてあげる瞬間、会場中の双眼鏡保持者がほぼ全員目に装着してたw
・しょごたんシエルのむっちりした足を“わざわざ見えるように”毛布をかける松下セバスお前最高!!分かりすぎてて最高!!(笑)
・宮下くんにも誘いをかけるタッくんグレル(笑)
・ちょwwwwグレルが催事場の試着室(もちろん赤色仕様)みたいなの使って生着替えってか早変わりwwwww
・ってまじもんのグレルでたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!完璧完璧ちょう完璧!!!てか足細っ!!!!!!もうほんっとに原作から飛び出してきた感じよ!わたしこれまでアニメを舞台化したものをいくつか見てきましたが、これは恐らく史上最高の再現度だと思う!紫炎さんの悟浄(最遊記ミュより)を越えたわ!!
・セバスチャンの股間が気になると書きましたが、タッくんグレルの正装パンツはそれよりさらに細くタイトなはずなのに股間がまったく目立ちません。こんなとこまで再現度完璧な植原さんまじパネェッス!
・デスサイズでたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
・グレルのソロ(カラオケでコーラスが入ってるけど)で月夜の黒赤戦キタコレ!!!!!!!!!ってかタッくんすーーーーーーーーーげえええええええええええええええええ!!!!!!これはやばいこれはやばいこれはやばいって!だって途中でちょっとだけどラップあんだぜ(笑)。こんなもん歌いながらかなりデカイデスサイズ振り回しつつ踊るとかタッくんまじで凄すぎ!!!!!
・変態さんなんで腰をぐりんぐりん回すわ自分の身体撫でるわセバスちゃんにケツすりすりするわそれはそれは大変なことになってんだけどまったくエロくないのがすごい。これがヒロシ(フロッグスより)だったらわたし絶対発狂死したけどグレルは全然大丈夫(笑)外見の違いはもちろんあるんだけど、踊ってるタッくん自身の気持ちが全然違うだろうし、それがちゃんとダンス(動き)に現われてるのってすごいと思う
・てかこの曲マジでいい!タッくんやら関係者やらがこぞってCD発売まだー?と言いたくなる気持ちが分かったw
・途中で入れ替わったセバスちゃんによるアクロバットがあります(笑)
・セバスちゃんにこてんぱんにされて背中をむぎゅむぎゅごりごり踏んづけられて「わかったわわかったわ言います言いますから〜〜〜〜っ」と言いつつも嬉しそうなグレル最高w
・「いい口説き文句だと思ったのに。今夜は お あ ず け DEATH★」←この「DEATH★」の言い方が本物すぎて泣ける・・・なんかいろんな意味で泣けたわ・・・・・・
・犯人をおびきよせるための偽演奏会でシエルは黒ベースのパーティ衣装にお召し替えするんだけどこの衣装めっちゃめちゃ可愛い!てか衣装ほんとに頑張ってる!
・使用人三人のアクションまじすげえ!!特にメイリンのアクションは思わず会場中が拍手してしまったほどのクオリティ!だってメイリンの眼鏡ちゃんと曇ってんのね、あれ見えてんの!?
・爆薬使ってドリフ頭になるバルドも有りww小山さんありがとうございますw
・フィニの怪力っぷりもちゃんと分かる
・藍猫おっぱいでけえええええええええええええええええええええええええwこれまたなかなかの再現度w
・劉の「にゃお★」デタコレw
・ソーマとアグニも加勢!ソーマの人がちょっとかわいいw
・ギャー宮下くんが鬼神と化した!!!!!!!!!!
・日本の魔物なので当然といえば当然なのかもだけど、宮下くんの衣装だけは黒執事の世界観とズレてたw。でもめった刺しにされる場面はさすがの迫力
・ルイルイは宮下くんのことを誤解しているのですが、宮下くんはそれをルイルイに知らせることなくルイルイを守り命を落とします。ちょうカッコいい
・ラスボスはルイルイのお兄ちゃんなのですが、そのことはルイルイには明かされません
・シエルの眼帯外して「命令だ。そいつらを殺せ!」「イエス、マイロード」→セバスの目が赤くピカー★もちゃんとあったよ!
・黒いロングマントにハット(喪服)姿のシエル坊ちゃまの可愛さなんじゃこりゃああああああああああああああああ!!!!!
・キリトのお墓に花を手向けるラストシーンが秀逸すぎる。キリトとセバス(シエル)がかわした約束がこの場面の台詞・・・というかここに至る展開の伏線になっていて、ユウキがキリトの想いに最期まで気付くことがないってのも黒執事という作品に流れるもの悲しさ、刹那さ、痛み・・・そういう世界観をしっかり表現してると思いました
・友情の証かと思ったステッキと笛の交換にそんな目的があったとは!!!!!!シエル・・・恐ろしい子っ!!
・この後味の苦さこそ紛れもなく黒執事
・お墓に花を手向け祈るセバスチャンを『塀にもたれかかりながら』悪魔が祈るなんて滑稽だなって顔しながら見るその立ち姿がまさにシエルそのもの!!!
・そんなシエルの足元に胸に手を当てひざまずくセバスチャンという美しい図で幕
・カテコのタッくんグレルを見るためだけに最前列を買いたい
・「本日は、ありがとうございました」は松下くんより


すいません、テンソン高くて^^
どうなることかと思いましたが、これはイイです!原作者を筆頭に、原作に関わる人達がこぞって絶賛するのが分かったもの。オリジナルストーリーではありますが、黒執事と言う作品の世界観を壊すことがないよう気を使って作られてるので、これはきっと嬉しいと思う。そしてこの舞台の主要キャストに3人もぶちこんだアミューズの底力(作品を見極める眼力)を見たって感じw。アクションは慣れればもっとよくなるだろうし、初日だけあって総じて出だしが不安定だった歌もどんどん良くなると思うし、結構笑いが多い舞台なのでアドリブにも期待できそうだし、千秋楽までどこまで化けるか楽しみDEATH★