五條 瑛『ROMES06 誘惑の女神』

ROMES06 誘惑の女神

ROMES06 誘惑の女神

ROMES は じ ま っ た な ! 
前作は五條さんにしてはあらゆるエキスが薄いいわゆる普通の防衛小説でしたが、続編にあたる今作は敵も味方も構わず全ての人を魅惑する主人公成嶋さんを「天使のような顔」だの「女神」だの称したり、そんな成嶋さんが悪魔の笑みでわんこタイプの部下をこき使ったり、いろいろとキタワー!って感じ(笑)。やはり五條作品はこうでなくちゃ!。前作(といっても本当に何もひっかからなすぎて軽い人物設定と凄腕防衛システム・ROMESのことぐらいしか覚えてないのですが)に比べたらROMESが戦う事件そのものの動きも活発だしスケールも大きいし、そこに大人のロマンスもあったりするし、これは面白かったです。そしてもちろんハルかわいいよハル!!いや、今回はハルかっこいいよハル!!と言うべき。