『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ』最終話

9割9分予想通り、それも大部分が当初からの予想通りの展開(最終回)で、その「予想」のなかには佐藤浩市が葵亭の先代シェフってのも含まれていたわけですが、前回だったと思うんだけど佐藤浩市(結局最後まで役名がわからず)のところに入った電話が「フランらしき犬を預かってる」って内容っぽかったんで(わたしはそうだと思った)、葵亭に現れた佐藤浩市は無事にフランと会えたから帰りにちょっと店を覗いてみたってことで、店の入り口の外ではフランがちょこんとお座りして待ってるんだとばかり思ってたんだけど、この時点ではまだフランを見つけることができてなかったってことだよな?。
そんでそのあとサンタの格好で風船配ってるところにフランが駆けてきて感動的な再会っぽい感じになってたけど、フランを預かってくれてた人があの場に連れてきてくれた(待ち合わせした)ってことでもなさそうで、あれだけフランフラン言ってたのになんで最後の最後で探すことをやめたの?ていうかフランが見つかってないのになに風船配ってんの?この人。
フランのことはまあ「戻って来た」んならそれでいいとして、最終回で佐藤浩市は「葵亭の先代オーナー」でしたと明かしただけ、ただそれだけで別になにをするわけでもしてくれるわけでもなく結局「迷い犬を探してたオッサン」ってだけだったのは予想外。

そして潜入捜査官の任を解かれ勝呂寺誠司から天城勇太に戻った男が「警察には戻らない」と言ったのは、潜入捜査のための嘘だったとはいえミズキに対しての情はやっぱりあって、勝呂寺誠司は「もういない」んだけど、全てが「嘘」だったわけじゃないから、そういうのぜんぶひっくるめて「ケジメ」のために、つまりミズキのために警察官を辞めると決めたってことなんだと思ったのに、オンナの勤務先で一緒に働いてますってんでド真顔になりましたわ。そこは天城かと思わせて山田でしたー!ってのがセオリーちゃうんかい。

ていうか桔梗たちが「本当の取引場所」に急行できたのは勝呂寺にGPSを持たせてたからってことでいいとして、1つ前のシーンでは八幡と「ここが取引現場ではないと知ってるんじゃないんですか?」「俺がアネモネと繋がってるとでも言うのか!?」的なやりとりをしてた一課長が次の瞬間本物の取引場所にいてスペインだかの組織に言い訳してたのはどういうことなの?。
今更移動距離・移動時間について突っ込む気などないけど、↑この会話があったからには自分がマークされてると「わかった」だろうに、本当の取引現場にノコノコ出向いた理由はなんなのさと。

そんでもってクリスマスディナーのメインはやっぱりお弁当だったけど、桔梗に出したお弁当箱に詰めてあるお弁当が素人が作ったならば「美味しそう」となるかもしれないけどプロが作ったにしちゃ盛り付けも彩りもよくなくて美味しそうには見えなかったことがこのドラマを象徴してるな、と思った次第。
お弁当っつってもそれなりに洋食アレンジなされた家庭のお弁当とはグレードが違うお弁当ならまだしもおかず一品ごとに皿に盛られて提供されただけで(ゆで卵の半身が乗ってるだけの皿とかないわー、全部の皿で「メインディッシュ」になるとはいえあんな「一皿」を出す店とか心底ないわー)ガチのお弁当(のおかず)を出された挙句「食べきれなかったら持ち帰り用のパック用意してまーす!まさにお弁当!」なんて言われても、クリスマスイブに残り物の弁当持ち帰るとかイヤすぎるじゃん(なのに客がみんな満足して帰ったのは「葵亭からのプレゼント」としてタダだったからとしか思えん)。


はー。大沢たかお久々の連ドラがまさかこんな結果に終わるとは、精神的にキツイわ・・・。
最後で見たのはお前だろうにキツイとか言ってんじゃねーよと思われるでしょうが、そこはたかおのファンとして最後まで見るのは義務なのよ・・・。
だから見たこと自体を後悔はしないけど、大沢たかおの貴重な「連ドラ出演」というカードがこんな作品に使われてしまったというダメージがデカイって話。