ケチャップで出血に見せかけた“銃で撃たれたという人間”をそうと気づかず救急搬送しようとする救急隊員や(ケチャップって結構ニオイするよな・・・?)、銃で人が撃たれたのを目撃した人間(目撃以前にバスジャックに巻き込まれた被害者)をその場で解放する警察という間抜け描写や、地元で起きてる事件を報道する義務があるのはいいとしておそらく1年スパンで準備してきたのであろう3時間の音楽特番をぶち壊す気マンマンにしか見えない報道チームってのはもうちょいどうにかなりませんかね?ということよりも、葵亭の奴らが徐に「愛情弁当」で盛り上がってたけど、ディナーが「愛情弁当」だったらどうしよう・・・ってことのほうが気になってしまう。
クリスマスイブに老舗洋食屋でディナーの予約をして、「今夜限りのスペシャルメニュー『葵亭風クリスマス弁当』です」っつって弁当が出てきたら厭すぎる・・・。
ていうか予告の感じからして(客がずらっと席についてるなかでテーブルごとに個別ではなく全員まとめて時生が挨拶をするっぽかった)出てくる気しかしないんだけど。
アネモネを潰すと同時にアネモネと繋がってる警察上層部の人間も暴き出すという目的で蜜谷と天城勇太は行動していて、狩宮とさらに八幡も同じ目的のもと手を組んだんだろうけど、そうなると記憶が戻った「誠司さん」の話に涙ぐんじゃうミズキが全てを失うことになりそうで、なにより「誠司さん」に裏切られることになるわけで、それはなんだかちょっと可哀想なんだけど。
でもずっと立場を狙われ続け誰にも頼れない孤独、という人生からは解放されることになるわけで、ミズキにとってはもしかしたらそっちのほうがいいのかもしれないな。
などと考えてしまうほど、ハンバーガーを握りながら涙ぐむ中川くんはよろしかったです。
アネモネの一員の射殺体が発見されてから今の今までずっと誠司さんを心配し続けてて、記憶喪失のみならず甘城勇太などという名前で呼ぶ者達まで現れて疑心暗鬼になってたところでその誠司さんの記憶が戻った=誠司さんが戻って来てくれたってんで張りつめていた糸をようやっと少しだけ緩めることができて思わず「素顔」になってしまったのだろう。
これは天城勇太が今もずっと自分のことを待ち続けていると知った梅雨美ではなく「ミズキを選ぶ」と言うことになったとしても納得の儚さ。