『ハヤブサ消防団』第8話

ヤマコーさんの中山田も「実はアビゲイル」だったらテレ朝連ドラ史上屈指の絶望度だよなーと、そうであってほしい気持ちとそんなことにはなってほしくない気持ちを半分ずつ抱きながら思っていたわけなんですが、太郎があれだけ彩の話はしないでくれと言ってるのに「そうですよねすいません」と言ったそばから彩の話を続けようとする中山田からの太郎の背後にいる白髪の老婆が目に入った瞬間のあの驚きっぷりは完全に「中山田はシロ」ってことでいいよなw。

叫んでソファに倒れ込むぐらいはわからんでもないけどソファの上でギャーギャー騒いでるのはさすがにアホすぎたんで“驚いてる演技”の可能性もなくはないけど、ラス前で住職が実は「写真の女性」のゴリゴリの関係者であったと判明し、そして聖母誕生の地であるハヤブサで立木彩を「次の聖母」にしようとしているという杉森たち聖アビゲイル教団の『目的』も明らかになった今、中山田も実は信者だったと明かされても住職が両手を広げて「ようこそ、ハヤブサへ」と言った瞬間の画を超える絶望にはならないだろうし、あのアホすぎる驚きっぷりは「中山田の素」ってことでw。

ていうかついに杉森がハヤブサに乗り込んできたことでお役御免ということなのか真鍋の姿が見えなくなってしまったけど(彩のアパートの前で太郎に見せたお手本のような「悪い笑顔」は最高だった。こういう顔が『似合う』のは古川くんの武器だよな)、先行してハヤブサの調査を行っていたときの黒手袋!! 黒 手 袋 ! ! !
軍手ではなく黒手袋ってところがE・R・O・I
あんなERO黒手袋を着用する古川雄大をありがとうございますありがとうございますありがとうございます!!!。

そして杉森の台詞聞こえの良さといったら!。言ってることが耳にスッと入ってくるんだよね。
明るい陽光の下にいると不気味さこそやや薄れはしたけど、それが演じる役割と合致し杉森というキャラクターに凄まじい説得力を与えることになってて、これはいよいよ浜田信也もバイプレイヤーとしてブレイクするキッカケになるのではなかろうか。

で、残り1話しかないけどこれどうなるんだろう。
前回からアビゲイルハヤブサ侵略が一気に進んだけど、町長の愛人がアビゲイル信者であったことが地味にダメージでかいというか、アビゲイルの狡猾さを思い知らされたわけで(町長の紫ネクタイは信者である愛人の趣味ってことか・・・)、ここからハッピーエンドはまあありえないだろ。省吾が死んでる時点でありえないんだけどさ。

この状況をひっくり返すとしたら、その省吾の死が取っ掛かりになる・・・のかなー。
警視庁の管轄だという省吾の件が殺人であり犯人がアビゲイル信者でその動機が口封じだと判明しそれが公になれば、世間のバッシングは前回以上だろうしアビゲイルは再び解散しハヤブサはまた長閑な(だけど過疎が進む)村に戻るだろうけど、でもアビゲイルの「根」が断ち切られるとは思えないわけで、となれば「新しい聖母様」となった彩の洗脳は実は解けていて、信者たちに目を覚ますよう訴える・・・ぐらいしか「終わらせる」道はなさそうだよな。サラッと明かされた彩をアビゲイルに誘った友人が12人の被害者の一人であったという情報は彩が正気に戻るキッカケになるだろうし。

でもまだ太郎の父が「聖母様」の写真を持っていた理由が明らかになってないし、彩が新たな聖母様になる理由や映子の“正体”も解らないし、激鬱エンドになることも覚悟しておく。