『ハヤブサ消防団』第6話

消防団のなかにいる放火犯が誰なのかをまだ引っ張るんかい!!!

普通は本編終了後に流れる告知が途中のCM明けで流れたのは「犯人」が判明した直後でこのクソうるせえw告知映像を流すのはまずかろうってのことだと思ってたんで、最後の瞬間まで太郎の口から誰の名前が出るのかとドキドキしてたというのに結局次回へ持ち越しってんでちょっとイラっとしてしまったわ。

というのも犯人の予想がまったくできないんだもん。

連載時は「都会で鳴く郭公」というタイトルだったものを、単行本として発行するにあたり「郭公は都会で笑う」に改題することを太郎から聞いて知っているのは消防団の5人のみなのに、真鍋は発売を楽しみにしているとその5人しか知らないはずのタイトルを口にした。

ゆえに太郎は放火犯は消防団員の中にいると確信したわけだけど、担当編集者だからヤマコー中山田も当然新しいタイトルを知ってるはずだよな。
太郎のなかで中山田は所謂“郵便配達員ポジションの心理的盲点”になってるってことはないか?。
そう考えると今回の放火犯が落としたと思しきベンジンのボトルを素手でベタベタ触ってしまってアワアワするのもわざとらしく(自分の指紋がついてるのは“この時”触ったからだという言い分が通るだろう)思えてくるし。

ってのはミスリードかなー。
中山田のような男がどれほど慌てていたとしても火を付けるのに使ったボトルを落とすとは思えないし、いくら太郎の担当編集で消防団とは顔なじみと言っても余所者は余所者なわけで、誰の目にも留まらずハヤブサをうろつくことは難しそうだしね。

ていうか、そもそも消防団の誰が真鍋と繋がっているのだとしても、太郎の本のタイトルの話などするか?と思うんだよな。
放火とルミナスソーラーを結び付けて調べてるわけだから太郎の動向は気になるだろうし、今度出版記念サイン会のために上京する(家を空ける)という話はしそうだけどそこで本のタイトルにまで触れるか?と。
そこに興味があるとすれば、太郎の著作を読んでいるという和尚ぐらいだろう。

とすると、今回和尚が元はサラリーマンで余所からやってきたという事情が明らかになったことが俄然気になってくるよね。
しかも住職としてハヤブサにやってきたのが30年程前ってことは、太郎の父親が所持していた写真の女性の存在とも時期的に重なるし。
それに、さんかくでの説法はどことなくアビゲイル騎士団臭がしたんだよな。

だから真鍋はミスリードで本命は和尚なのではないか?。

と言いたいところだけど、じゃあなんで真鍋が改変予定のタイトルを知ってるんだ?ってことになるし、今回消防団を嵌めたことで真鍋が実はシロってセンは完全に消えた・・・よね。
あの手口はどう考えても“一般人”が思いつくものではないし、太郎がニヤリ顔を目撃してるしなー。もう公安を期待するのは無理だよな・・・。