『純愛ディソナンス』最終話

まさかの最終回でみんな光転化とか(笑)。
ぜったい誰かは死ぬと思ってたんで、このヌルっとしたハッピーエンドには正直びっくりです。

正樹の乱が失敗に終わったかと思いきや、その心意気に感化された社員が全員退職することを選び、息子と娘にも見放され背を向けられて独り残されることが賢治が受けた「報い」だってことでスカっとはしないけどまあ溜飲が下がったと言っていいかなという感じだったのに、「家族」は失くさずに済みましたって、コイツまでもが救われる結末になるとはマジで思わなかった。水ぶっかけてた息子に「らっきょう取って」と使われる日がくるとはねーw。
ここからなら日産のCMに繋がるけど、まさかあのCMはそういうつもりの構成だったのか?w。

冴母もなんだかんだで「最期の時を娘と過ごしたい」という「想い」は純粋な本音なんだと思ってたし、そんな母親に最期まで付き合うことで冴はこれまでの人生に区切りとケジメを付けて(その先に先生との人生があるにせよないにせよ)前に進むのだろうと思ってたんで、急に物分かりがよくなる&治療にノリノリになっててポカーンw。

しかしほかはどうあれ、冴は碓井から「手切れ金」を貰ってるのに、モノリスエステートのゴタゴタに乗じてそのまま手切れ金を懐に入れたまま(実際には母親への借金返済=母親の治療費に充てられたにせよ)先生との幸せを手に入れて、正樹も「本当の夢」であったピアノ教室を開きましたって、こんだけ周りを狂わせておいてガチのハッピーエンドとは恐れ入ったわ。やっぱ図太い人間が勝つよねw。
「どこで間違えちゃっただろう」と1時間前のドラマの某闇落ちボンボンと同じこと言ってて笑っちゃったんだけど、どこで間違えたにせよ全てを終わりにすると闇落ちまっしぐらな龍河さんに対し幸せをゲットした冴の「違い」は図太さだと思うわw。


なんで最後まで見続けたのだろうかと自分のことが心底謎なんだけど、でもなんか見続けさせる魅力じゃないんだけど、妙な引力はある作品でした。冴(と正樹)が純愛モードになると流れる女声の曲が時々頭を流れるぐらいにはw(その状態は厭なんだけどねw)。