『魔法のリノベ』第9話

有川と蔵之介の関係性、二人の過去になにがあったのか、なにをキッカケに有川は闇落ちしてしまったのかについては大体予想通りだし(さすがにこのドラマの世界観で「人が死ぬ」とは思ってなかったけど)、今回のリノベは発案元が長女と交際相手のカメラマンってことはリノベ代のいくらかは番組が負担したんだろうなという邪推の念があったせいか大家族の話もこれまでの各家庭と比べると単調に思えてしまったし、ラス前で失速しちゃった感じは否めないかなー。

小梅がまるふくを辞めると言い出したのは「まるふくを潰されたくなければ戻って来い」とでも言われたんだろうけど、有川の計画は残り1話でどうこうできる規模の話じゃないから最終回は玄之介以下マルフクが「小梅を取り戻す」ってな話になりそうだし、三津井君のことは心配だけどそもそもグローバルとか円卓の部下団とか余計な要素としか思ってないわけで、となると小梅奪還作戦において久保寺がどんな働きを見せてくれるのかぐらいしか楽しみが見いだせない・・・。

なにより一休食堂をリノベしたからといって客足が増えるとも思えないし(食堂に「味」以外に求めるものなどないし、閑古鳥の現状が悪評を書かれていることを理由とするならなおさらリノベが客足回復に繋がるわけがない)、本心ではないとはいえ小梅が言うようにグローバルが高値で買ってくれるというならば年齢のこともあるし土地家屋を売るという選択肢もアリだよなと思えてしまうわけで、最後にきて「リノベは魔法」が通じなさそうな状況だけどそれをどうひっくり返してくれるのだろうかというワクワクテンションにならないのはどうしたものか。