『二月の勝者 -絶対合格の教室-』第4話

前回の感想で成績を上げるための黒木流メソッドのようなものが見たい(「塾講師」としての黒木の力量を見せてほしい)と書いたら今回早速それが描かれました。
かゆいところに手が届く脚本・構成でありがたい。
それに、相手の土俵で相撲を取るじゃないけどその回のメイン生徒とその親に最も効果的に伝わる言葉で納得とか理解、そしてやる気を引き出すのが黒木のやり方だとここまで描いてきたところで今回は「課金ゲームと同じ」というキラーワードが「母親発信」で、黒木はそれに乗っかっただけとアレンジしてきたところも上手い。

塚本高史の父親はスマホゲーム>子供の教育であることよりも、ナチュラルに妻のことを見下してることのほうが気になったというか、どう見てもダメサラリーマンにしか見えないけどどれほどの仕事してるってのよ?と、いくらでも替えが効くお前と違っておれはそうじゃない(仕事をしてる)んだよとか言ってたけど、よっぽどの凄腕職人でもなきゃ「替えが効かない」なんてことはないし、マジで替えが効かないほど仕事ができるのだとしたらこんなステレオタイプの価値観でものを言わないと思うし、(試験に合格して店長になれたとして、今務めている店舗の店長になれるとは限らないし、今年中学受験する子供ひとりならともかく下の子がいるのに自宅から距離のある店舗の店長を命じららどうすんだ?ていうか下の子は今何歳なの?長男の受験のために今年はディズニーランド諦めて来年行こうねと言いくるめてたけど次男の受験はどうすんの?とか思いつつ)母親は高卒だけど職場の仲間には認められていて店長試験を受けてみると深掘りしてるのに対しこの父親がどんな会社でどんな仕事をしてるかはあえて描かず想像に任せるドラマ作りも意地が悪くてすき。


それはさておき塾講師、それもトップレベルの塾で最難関校を目指すクラスを受け持つ塾講師なんて相当な激務だと思うのだけど、いっつも路上で待ち伏せしてるとか灰谷先生時間に余裕ありますね?w。